尽きないお金の悩みを消す「お金じょうずさん」の小さな習慣

超ズボラな人でも毎月3万円貯まる! 「お金じょうずさん」の小さな習慣 ビジネス・マーケティング
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あけましておめでとうございます。妻です。今年もIntro Booksをよろしくお願いします。

2022年、我々夫婦が初買いしたものはなんと……本でした。

今日は、わたし妻が2022年初購入&初読書となった本『超ズボラな人でも毎月3万円貯まる! 「お金じょうずさん」の小さな習慣』について、書いていきます。

妻

ちなみに、わたしが昨年2021年最後に読んだのは『基礎から学んでしっかり稼ごう!投資超入門』という投資に関するムック本でした。2022年最初もお金に関する本。こう見るとわたしが今、何を考えているか丸わかりですね…

新年早々、お金の話かよとなる方もいらっしゃるかもしれませんが…本書は、

  • 収入が減っているのに、支出の減らしどころが見つからない
  • 家計簿をきちんとつけているのに、お金が貯まらない
  • お金がかかるから、嫌な仕事を続けている

といったお金に悩む方の相談を聞き、解決に導くお手伝いをしているマネーコンサルタント市居愛(いちいあい)さんが、お金との付き合い方が上手な人が行っている254の小さな習慣について教えてくれます。

著者の市居さんは元々、お金のことを考えるのが大の苦手かつ超がつくほどのズボラな性格だったそうです。

「もっとお金が欲しい。でも働きたくないし、お金の管理はめんどうくさい」と思っていました。

妻

「お金は欲しいけど働きたくない」これはわたしが常日頃思っていることですね…もしやわたしは過去の市居さん…?!

しかし、ある出来事をきっかけに、お金と向き合わざるを得なくなりました。
でも、「ズボラだから難しいことはしたくない」「無理せず簡単にできることから始めたい」と、ある二つのことを始めます。

この二つのことを行った結果、家計の状況は徐々に好転。
そして今では、冒頭のようなお金に悩む相談者に対し、お金にまつわることを教えられるようにまでなりました。

妻

本記事では、二つのこととは一体なんなのか、そしてお金との付き合い方が上手な人が行っている254の小さな習慣の一部をピックアップさせていただきます。

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著者が行った「二つのこと」

二つのことの説明に入る前に、著者:市居さんの略歴を。

市居愛(いちいあい)

31歳のときに育児と仕事のストレスから体を壊し、メニエール病を発症。リーマンショックの影響で夫の会社も倒産。2人の子どもを抱えながら、夫婦無職でお金がない恐怖を体験する。先が見えない不安のなか、お金に困らない人は、「完璧を目指さず、できない自分を許していること」「いつも笑顔で上機嫌であること」に気づき、彼女たちを「お金じょうずさん」と命名。自ら方法論を確立し、周囲にお金じょうずさんの習慣を伝えはじめたところ、「安心してお金を使えるようになった」「月3万円貯金できるようになった」と評判が立ち、お金の悩みを解消するコンサルティングが人気となる。
現在は、お金と暮らしを整える「家計整理アドバイザー」の育成や、自分の本質をビジネスにする「スピリットBスクール」にも力を入れ、根強い人気を呼んでいる。

自身の病気の発症と夫婦で無職になったことをきっかけに、お金の管理をしていかなければならない状況に。

そこで行ったのが、次の二つのことでした。

  • 散らかっていたお金を整えること
    クレジットカードやキャッシュカード、ポイントカードの見直しなどを行う
  • できない自分をとことん許したこと
    「家計簿はつけなければならない」「保険には入らなければならない」など、○○しなければならないという思い込みを「これならできる」と思ったことのみやっていき、できない自分を責めることなく許す

こうすることで、3ヶ月後には毎月3万円確実に貯められるようになり、さらにその1年後には今までの3倍もの年収を稼げるようになりました。

妻

「これって市居さんだからできたんでしょ」と思ってしまいそうになりますが、お金について悩みを持つ相談者さんに試してもらっても、同じように効果があったそうです。

そして、お金について完璧を目指さない人が、お金との付き合い方が上手な人であることに気づきます。

著者の市居さんは、完璧にやるよりもできない自分を責めずいつも笑顔で上機嫌でいることを最優先にしている人を「お金じょうずさん」と名付けます。

小さな習慣

ここからは、お金じょうずさんが行っている小さな習慣について見ていきます。

妻

といっても本書には全254の習慣が書かれているため、すべてを紹介することはできません…今回はわたくし妻の独断と偏見で選んだ5つの場面別にご紹介させていただきます。

おしゃれ編

インターネットで値段を比較してから買う

店頭では1万円で売っていたブーツが、インターネットでも同じ値段で売られているとは限りません。ネットショッピングは、買いたいものを探すためではなく、値段を比較するために利用しましょう。

コーディネートを「2パターン以上」考える

新しいトップスを買ったものの、ほとんど袖を通すことなくトレンドが過ぎてしまった、なんてことはありませんか?洋服は、コーディネートが2パターン以上考えられるものを買いましょう。

買い物に行っても「買わない」

「買い物に行く」ことと「買い物をする」ことは異なる行為です。
買い物に行くとは、店員さんやお店の活気を感じてワクワクすること。買い物をするとは、文字通り物を買うことです。
買い物に行ったからといって、必ずしも何か買わなければいけないわけではありません。

仕事編

「お金=自分の価値」ではないことを知る

給料や売り上げを見ると、「自分には価値がない」「自分は評価されるに値しない」と思ってしまうことがあります。
<中略>
しかし、そんな考え方は健康的ではありません。給料や売り上げは私たちの価値とイコールではありません。
学校の成績が、そのまま子どもの価値にはなりませんよね。テストで悪い点を取ったとしても、その子の価値は損なわれません。
お金も同じ。売れなかったとしても自分の価値が否定されるわけではありません。
一方、ものすごく売れたとしても、それは自分の価値を高めるものではありません。お金はあくまでも、物やサービスに対する対価です。
私たちは、誰もが生きているだけで価値があり、自分らしく存在するだけで価値があります。持っているお金や収入が多いか少ないかにかかわらず、生きているだけで「愛されている存在」「価値ある存在」なのです。

自分が提供する物やサービスの値段を上げる

自分のスキルや特技を無料でシェアするぶんには抵抗がない。けれど、お金をいただくとなると気が引ける。そんな人は少なくありません。
自分が生み出す物やサービスの値段は決めづらいものですが、試しながら上げていきましょう。値段はあなたの勇気と自信に連動しています。あなたが自分のサービスの価値を認めてはじめて、ほかの人も認めることができます。
買っていただいた人に喜んでいただき、少しでも自信がついてきたら値段を上げます。そして、新しい資格やスキルを身に付けたら、新しいサービスを作るなどして、受け取れる金額を大きくしていきます。
仕事とは、人も自分も喜ばせること。人に与える物やサービスのエネルギーと、あなたが受け取るお金のエネルギーのバランスを取っていく必要があります。

やることを一つにしぼってみる

何かを始めるには、何かをやめなければいけません。やることを減らしましょう。そして、すべてをやろうとすることはあきらめましょう。あなたには、あなたにしかできないことがあります。それを一つだけ。たった一つやることです。
<中略>
そうやって試していくうちに、やりたいことが明確になり、「なりたい自分」に近づけます。

ひとまず決めた「やりたいこと」をやってみる

「やりたいことが見つからない」ということもありますね。
<中略>
やりたいことがわからないなら、「これかな」というものをやりたいこととして仮に決める。そして、「今年の私はこのモードで生きていく」と実行していくことです。

「大好きなこと」はお金も運も引き寄せる

私がお金に困っていたころ、本屋さんで1冊の本と出合いました。
作家・本田健さんの『大好きなことをしてお金持ちになる』(フォレスト出版)という本です。そこには、幸せなお金持ちは、「人生のある時点で大好きなことを見つけ、それを追い続けた結果、成功しているのです」と書かれていました。
当時の私は、仕事は嫌でも我慢してやるものだと思っていたため、その考え方は衝撃的でした。
<中略>
自分の大好きなことは、誰にも止められません。大好きという情熱は、お金も運も引き寄せるということです。

片付け編

リビングにお気に入りの観葉植物を置く

リビングに一歩踏み入れた瞬間に、その空間を作った人の愛情とやさしさがあふれ出てくることがあります。テーブルへの愛、壁飾りへの愛、植物への愛など、何一つとして忘れ去られているものはなく、すべての物への思いが感じられる。そんな家を訪れると、こちらまで心を洗われたような気持ちになります。
<中略>
そこに住む人の心は、その家に置かれている物に表れ、エネルギーを発して空間を満たしています。自分や家族が愛しているもの、大切なものを尊重して、リビングに置くようにしましょう。あたたかみのある家作りをするために、まずは気に入った観葉植物を置いてみるのがおすすめです。

食器を8割減らす

普段使っている食器は、持っている食器の2割程度と言われます。
使っていない食器を食器棚から出してみましょう。
<中略>
少なく持つことを実践すると、食器棚に空間が生まれます。物はそれを置く充分な空間があってこそ、よさが引き出されます。

手放す踏ん切りがつかないものは「また買う?」と問いかけてみる

手放すか迷うものがあるときは、「これがもしなくなったら、また買うだろうか」と想像してみましょう。それと同時に、「これがもしも自分のものではなかったら、どうするだろうか」と想像してみると、自分の気持ちと物を切り離して考えることができ、自分がそれに価値を置いているかどうかがわかります。
「また買いたい」と思うものは、あなたにとって大切なもの。一方、「もうこれは買わないな」と思うものは、あなたの家を占領しているものです。

家事編

洗濯と柔軟剤の量を2分の1に減らす

洗剤と柔軟剤を使い過ぎていませんか?私もかつてはそうでした。けれど、思い切って量を2分の1に減らしてみても、洗濯の仕上がりに変化がないことに気づきました。これは簡単にできて、お財布にも地球にもやさしい節約術です。
汚れを落とすために大切なのは洗剤の量ではなく、洗剤が水にちゃんと溶けているかどうかです。
<中略>
一気に2分の1まで減らしてみて、足りないようであれば徐々に量を増やして適量を探してみましょう。

重いものは洗濯槽の下のほうに入れる

大きい衣類やシーツなどは、洗濯槽の下のほうに入れます。次に普通の衣類、最後に下着などの軽い物を入れます。そうすると洗濯機の回転がスムーズになり、電気代をおさえることができます。これは縦型洗濯機の場合であり、ドラム式洗濯機は特に入れる順番を気にする必要はありません。

油汚れは、洗う前に拭き取る

油で汚れたフライパンやお皿は、余り布や着なくなった洋服で作ったウエスや古紙などで、洗う前に汚れを拭き取りましょう。たったこれだけのことですが、洗う前に汚れを拭き取ると、必要な洗剤の量が10分の1に減り、水量を減らすことができます。

ゴミを減らす工夫をする

<中略>
いきなりゴミを減らそうとするのではなく、ゴミを減らす仕組みを作りましょう。
すべての部屋にゴミ箱を置くのをやめて、みんなが集まるリビングだけに置く。ゴミ袋を40Lから20Lのものにしてみる。もう一度使えるものは再利用する。
できることはたくさんあります。仕組みや家の中の環境を変える工夫をすると、自然と行動は変わります。

「拭く」ことで「福」を呼び込む

掃除機を使うときの節約術として、スイッチのオンオフの切り替えをなるべく減らす、強ではなく弱を使うなどのテクニックを聞いたことがあると思います。
しかし、お金じょうずさんがしてる節約術は、掃除機をなるべく使わずに、「拭く」を中心に掃除をすることです。
家の中でよく触るドアノブや階段の手すり、子どもが寝転ぶ床、食べこぼしが多いテーブルの下など、家の中を観察して拭くことを中心に掃除をすると、無駄なこと、いらないものに気づく目が育っていきます。
<中略>
家の中を清める感覚で、全身を動かし、きれいになっていく変化を感じながら、無心になって拭き上げてみましょう。家の中の汚れが取れれば心の疲れも軽くなり、福も舞い込んできそうですね。

食事編

「ゆるメモ」で、食費を減らす

毎月家計簿をつけているのに、どうしても食費が予算オーバーしてしまう。そんな人におすすめの、食費を減らすためのシンプルで長続きする方法があります。
それは、買い物に行く前に献立と食材を簡単に書き出すことです。私はこれを「ゆるメモ」と呼んでいます。
<中略>
方法は簡単。買い物に行く前に冷蔵庫の中身をチェックしたうえで献立を考えて、メモするだけです。
たったこれだけで、スーパーをうろうろすることが減り、無駄な買い物を減らせます。メモは頭の中を可視化する魔法の道具。迷うことなく買い物ができるようになれば、ストレスが減ります。

買い物に行かず、3日間で冷蔵庫の食材を食べ切る

お金の使い方が乱れてきたなと思ったら、買い物には行かずに、冷蔵庫にある食材を3日間で食べきることにチャレンジしてみましょう。
まずは、メインとなる食材を確認。副菜にはストック棚に眠る乾物や缶詰を使いましょう。余っている野菜はスープやみそ汁に入れたり、あんかけに混ぜたりすると使いやすいです。余り食材を使ったレシピをインターネットで検索するのもいいですね。
今あるもので工夫をして献立を組み立てられるようになると、やりくりする自信が生まれます。

スーパーでは「高い売り場」から「安い売り場」に移動する

スーパーは、入り口から近い順番に単価が安い商品が置かれています。スーパーに入ると、まず野菜コーナーがありますよね。野菜は単価が安いのでカゴに入れるハードルが下がり、いらないものまで買ってしまいがちです。一方、肉や魚は単価が高いので、売り場はスーパーの入り口から最も遠いところにあります。
スーパーの売り場がそのように組み立てられていることを理解したら、次に買い物に行くときは、単価が高い売り場から低い売り場に進むようにしてください。
先に肉や魚を吟味してから、単価が安い野菜コーナーに行くと、安さに翻弄されずに冷静に選ぶことができます。

調味料は「基本」と「あると便利」に分ける

昨今は調味料やドレッシングが豊富で、買ってみたくなるものがたくさんありますね。しかし、興味本位で買った調味料を余らせてしまって、賞味期限切れになることは多々あります。
そこでおすすめなのが、調味料を「基本」と「あると便利」に分けることです。「あると便利」に分類される調味料を買いたくなったときは、本当に必要か落ち着いて考えてみましょう。

お酒は月に1回、インターネットで注文する

せっかく食費を節約していても、ついお酒で無駄遣いしてしまうことはありませんか。お酒は、月1回、インターネットで注文すると買い過ぎを防げます。家族みんながお酒好きなら、月1回みんなで会議をして予算内で楽しくお酒選びをすると、家庭内の経済状況を共有することにもなります。
また、お酒だけでなく食材も、1回あたりの予算を決めてインターネットスーパーで買うようにすると、買い過ぎを防げます。

「お金じょうずさん」の一歩を踏み出そう

以上、『超ズボラな人でも毎月3万円貯まる! 「お金じょうずさん」の小さな習慣』より、一部分を取り上げさせていただきました。

他にも、人間関係・不安解消法・家計管理・子育て・老後など、様々な場面で行っている習慣について書かれています。また、今回紹介した場面もこれだけではなく、他にもたくさん書かれています。気になった方はぜひ手に取ってみてください。

最後に、改めて「お金じょうずさん」の特徴について、振り返っていきましょう。

  • できない自分をとことん許し、自分が笑顔でいられることを最優先にする
  • だからこそ、どんなときでも「大丈夫」と感じられ、お金に困ることがなくなる
  • 自分らしいお金との付き合い方が見つかり、節約にしばられることなく、お金を自由に使えるようになる

これらが、お金と上手く付き合える人(お金じょうずさん)が自然とやっていることになります。

もちろん、完璧を目指してはいないため、今回紹介されていることをすべて実行する必要はありません

どこから始めてもいいし、できないことは無理にやらなくてもいい。
完璧を目指さず、「これならできるかも」と思ったものから始めてみてください。

妻

あなたは「お金じょうずさん」になるために何から始めますか?わたしは洗濯に関することでできることから始めてみようと思います!

2022年はまだ始まったばかり。今まで抱えていたお金に対する不安を捨て、「お金じょうずさん」への一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。

ではまた。

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