こんにちは。今日は「カラオケ行こ!」という漫画を紹介します。
この漫画は和山やまさんが描いている漫画で、宝島社が発表する『このマンガがすごい!2021』オンナ編5位に選ばれました。
過去には「夢中さ、きみに。」という漫画を出し、第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞や第24回手塚治虫文化賞短編賞を受賞し、さらに『このマンガがすごい!2020』オンナ編2位に選ばれました。そしてこの漫画は2021年1月よりドラマ特区でTVドラマ化へ。主演がなにわ男子/関西ジャニーズJr.の大西流星さんということもあり、ドラマをきっかけに知った方も多いかもしれません。
そして現在は「女の園の星」という漫画を連載中。ちなみにこの漫画は『このマンガがすごい!2021』オンナ編1位を獲得。今回紹介する「カラオケ行こ!」と2作同時ランクインということもあり、まさに今、注目すべき漫画家さんです。
わたしが今回この漫画を購入したきっかけはタイトルのカラオケ行こ!と帯に書いてあった中3男子とヤクザの、奇妙な友情。という文字で何がどう繋がるの?という興味本位からです。
あらすじ
まず主な登場人物である2名の紹介を。
・岡里実(おかさとみ)
└中学3年生。合唱部部長。真面目で毒舌。
・成田狂児(なりたきょうじ)
└39歳。祭林組若頭補佐。歌が上手くなりたい。
帯に書いてあった中3男子が岡里実、ヤクザが成田狂児です。
合唱コンクールで歌う学生の中で一番歌が上手いと思った学校の部長である岡里実に「カラオケ行こ!」と声をかけ、カラオケ店へ連れて行く成田狂児。
俺を助けると思って歌がうまなるコツ教えてくれへん?
は……話がよく見えないんですけども……
なんでも組総出のカラオケ大会があり、最下位はとある罰ゲームを受けるため、それをなんとしても回避したいということ。
とりあえず1曲聴き、率直な意見を伝えると、定期的に拉致されカラオケ店で歌を聴かされることとなりました。
ある日、岡里実は中学最後となる夏の合唱祭の練習時、変声期がやってきました。また、成田狂児も定期的な練習のせいか、調子が悪くなっていました。
カラオケ大会と合唱祭の日程は同日。勝負の日まで残り2週間を切ったタイミングで個人で練習しようと岡里実が提案し、2人でカラオケに行くのはこれが最後に。
果たして成田狂児はカラオケ大会最下位を回避できるのか、岡里実は合唱祭で歌えるのか、それはこの漫画を見た人のみぞ知る…
感想
中学生とヤクザという組み合わせがシュールでとにかく面白い。面白さも一箇所でドカーンと大爆笑というわけではなく、場面場面でクスっと笑っちゃうという感じ。
岡里実くんはもうお人好しすぎ。知らんけどとか言いながらも歌のアドバイスをしたり、LINE教えたり、断る理由なんていくらでもあっただろうに定期的にカラオケ店に行ったり…この子はいつまでもこのままでいてほしい…
成田狂児さんはヤクザという職種でありながら、よろぴくとか裏門で待ってるヨンとか、いちいちかわいすぎる。
こうやって振り返るとちょっとBLの要素が見える部分も面白さの一つなのかもと感じました。といっても所謂BLというものではないので嫌悪感は全くありません。
恋愛関係でもなければ男同士の友情とも言い難いし、このなんとも言えない不思議な関係性がたまらない。
これを見てわたしもカラオケ行きたくなりました。何歌うのって?もちろん成田狂児の得意な歌、紅/X JAPANでしょ!
この記事を見てくれたあなた、新型コロナウイルスが落ち着いたらわたしと一緒にカラオケ行こ!
この記事を書いた人
- インナーカラーがやめられない。
座右の銘は日々成長。
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