ただのいけない恋愛漫画じゃない「先生、あたし誰にも言いません」

マンガ
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こんにちは。妻です。

今日は数年前に本屋さんで見つけた漫画『先生、あたし誰にも言いません』を紹介します。

メガネをかけた真面目そうな女の子がちょっとエロめのポーズを取っている表紙が印象的で、これは面白そうだと思って購入しました。

この漫画は全3巻と完結済で、著者は藤緒あい(ふじおあい)さん。
藤緒さんは本作以外に『好きなオトコと別れたい』や『誰かのことを好きなだけ』などを描いています。

『先生、あたし誰にも言いません』というタイトルや表紙を見て、「いやらしい漫画なんだろう」「男性教師と女子生徒の秘密の恋愛♡的なよくある作品でしょ」と思った方も多いと思います。

本漫画の魅力はなんといってもただの先生と生徒のいけないラブストーリーではない点。現代社会で起こりうるリアルな内容も描かれており、いろいろと考えさせられる漫画です。…ここでだらだら書いてもしょうがないので、早速あらすじに入りますね!

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あらすじ

堂々とみんなに言いたくなるような“特別いいこと”が一つもない人生を送ってきた、女子校の英語教師:清野正広(きよのまさひろ)。
彼の平穏な日常は、地味で無口な女生徒:寄原愛美(よりはらまなみ)によって大きく変わりはじめる。

教師と生徒・大人と子供の禁断のラブストーリーがメインのあらすじですが、もう少し説明するとこの2人を含めた登場人物のほとんどが誰にも言えない何かしらの悩みや秘密を抱えています。

登場人物たちは一体どんな悩みや秘密を抱えているのか、その秘密や悩みに対してどう向き合うのか、そして教師と生徒の恋愛は最終的にどうなるのか、それは…

感想

本漫画では、よくないことだとわかっていても、注意できなかったり見て見ぬふりをしたりといった描写が節々に出てきます。

先生や生徒・その両親など出てくる登場人物のほとんどが、なにかで傷ついたり悩んだり時には嘘をつきながら生きている人ばかり。
それを見たり知った際に取った行動が正しくはないが間違いとも言い切れないものばかりで、胸が締め付けられるような気持ちになります。

ニュースで見かけるような間違ったことは
ふつうじゃない人がするものだって思ってた
だってあたしの知ってる大人たちは
間違った気持ちを持ってるなんて
誰も言わないから

引用:先生、あたし誰にも言いません 3巻

これはある日の女生徒:寄原さんの心の声。
間違ったことを言ったり見せたりすることがない大人たち。そんな大人たちの姿を見て、子供は真似をしています。

自分では良かれと思って取っている行動が、周りから見ると決して良いことではないのかもしれないとハッとさせられました。

好き嫌いが分かれる作品ではあると思いますが、こんな感じでいろいろ考えさせられる『先生、あたし誰にも言いません』。気になった方はぜひ読んでみてください。

ではまた。

ちなみに、わたしは登場人物の中で砂掛(すなかけ)教頭がだいすきです!性に対してかなり厳しく生徒たちからは「砂バア」と呼ばれているんですが、生徒や先生としっかり向き合ってくれるのが良いわたしが通っていた学校はこんな教頭先生いなかった気がします

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この記事を書いた人

インナーカラーがやめられない。
座右の銘は日々成長。

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