夜の世界で学ぶ「男と女の本音」|最初の男になりたがる男、最後の女になりたがる女

「最初の男」になりたがる男、「最後の女」になりたがる女 夜の世界で学ぶ男と女の新・心理大全 実用書
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「あの人はなぜ振り向いてくれないんだろう」「なぜ自分の想いとは違う方向となり、すれ違ってしまうんだろう」など、恋愛に関するお悩みをお持ちの方へ。

そのお悩みは『「最初の男」になりたがる男、「最後の女」になりたがる女 夜の世界で学ぶ男と女の新・心理大全』という本を読んでみると解決するかもしれません。

妻

恋愛は自分とは全く異なる思考回路を持つ異性を相手にしなければならないという点がとても難しいため、この部分で躓く方も多いのでは…?

本書では、著者が夜の世界で出会ったお客様や見聞きした男女に関するエピソード・ホステスが実践している男心を掴む技などを基軸に、異なる思考回路を持つ男女の心理や違いについて、教えてくれます。

異性の心理を少しでも知っていれば、本音がわかります。本音がわかれば、冒頭のなぜ?を解決することができ、恋が実る確率を格段にアップさせることも可能です。

なお、本記事で出てくる「男」「女」とは、男性的な考え方や行動・女性的な考え方や行動という意味合い。自分の性別に縛られず、ボーダーレスな感覚で読み進めていただけると幸いです。

妻

では早速、本書の中身へ!…の前に、著者がどういう人物なのか、なぜ夜の世界に入ったのか解説。(男女の心理について早く知りたいんだ!という方は飛ばしてください…)

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「夜の世界」へ飛び込んだワケ

著者は恋愛コンサルタント、結婚相談所「エースブライダル」主宰の関口美奈子(せきぐちみなこ)さん。

当時、著者は超・陰キャだったと言います。友だちが少なく、緊張するとどもりが出たり赤面するクセがあり、周囲からは挙動不審をもじって『キョドリン』と呼ばれていたそう。
また、コンビニやカフェでアルバイトをするも、緊張から”いらっしゃいませ”が言えずクビに。働く場所がなく「これからどうやって生きていこう…」と悩んでいました。

19歳の頃、「こういった現状を変えるには今とは違うことをしなければダメだ」と、今の自分とは真逆の華やか・モテる女性のイメージであるホステスという仕事を選択し、水商売の世界へ飛び込みます。

最初の半年間はお客様と会話が盛り上がらず、トイレで泣いてばかりいました。
それでもなんとか自分を変えたくて、黒服と呼ばれる男性従業員に間を取り持ってもらい、当時No.1だった美人ホステス:Sさんの接客を見学させてもらいます。
Sさんはお客様から告白されても、100%拒絶も受け入れもせず「私の中であなたが一番だけれど、まだ信用がないから…」と上手にはぐらかし続けていました。

Sさんのお客様の心をいかに動かすかが計算尽くされていたトークを目の当たりにした著者は以降、お店が終わった後にSさんから接客トークや表情の作り方など、たくさんのことを教えてもらいます。
すると、徐々に指名してくださるお客様が増え、1年後はSさんの売り上げを超えてNo.1の座に。

しかし、その時はSさんから教えてもらったことを完コピすることしか頭になく、男女の心理というものをあまり理解していませんでした。
著者はある日、親しくしていた男性に騙され、1000万円近くを失うことになるのです。

この経験をきっかけに、心理学や自己啓発・コミュニケーションの本を大量に読み漁ります。
そこで、男性の本気度をはかるには言葉ではなく行動を見ることが大事だ、と理解します。

その後、Sさんから学んだことだけでなく、本で勉強したことをお店で試し、No.1の座を維持し続けます。
また、プライベートでも勉強したことを活かして普通の恋愛をし、結婚へ。

9年間No.1を張った後は引退し、人見知りで恋ができない・恋愛に奥手すぎるといったかつての自分のような男女を助けたい、と結婚相談所の経営へ。
彼女・彼氏いない歴=年齢の方の結婚や年の差婚などを続々と実現させていきます。

妻

「現状を変えるには今と違うことをしなければ」と夜のお仕事を選んだり、過去の経験からきちんと学んで実践する行動力がすごすぎる…!本書でどんなことを教えてくれるのか、たのしみ…!

モテない理由

ここからはいよいよ本題。

この章では著者が今まで見てきた男女共通のモテない理由について、説明してくれます。

ネガティブ思考

著者が新人ホステスだった頃、先輩が何気なくこう口にしました。

「背が低い男は抱けるけど、背が低いコンプレックスまでは抱けない」

<中略>

背が低くても、それを卑下することなく自分に自信がある男性ならば、お付き合いするのもまったく問題はない。でも、背が低いことを気に病み、卑屈になってコンプレックス丸出しの男性は、とてもお付き合いする気になれない

この頃、著者は「私みたいなのに好きって思われても迷惑だろうな……」と考えるのが当たり前で、お店ではいつも「私で大丈夫ですか?」とお客様に言っていました。
なので、「この背の低い男性って、私みたい」と思います。

でも、先輩の言葉を聞いて、
「魅力の本質って『自信』なんだ」
「背が低いとか、可愛くないとか欠点そのものよりも、欠点を本人がどう捉えているかのほうが何倍も重要なんだ」
ということに初めて気がついたんです。

<中略>

男女問わず、恋や仕事の成功を遠ざけていたのは「自分なんて……」というネガティブ思考を生み出している自分自身なのです。

妻

ただ、我々人間の脳は最悪の事態を想定し、それに備えることで生き延びてきたという歴史があるため、放っておくとネガティブなことを考えるようにできています。著者はネガティブ思考が止まらないときに実践できるHAPPYワークの一つを教えてくれます。

グッド アンド ニュー
寝る前などに、今から24時間以内に起きた「よかったこと」「新しい発見」を思い浮かべてみましょう。ネガティブな思考の連鎖を断ち切り、頭の中をポジティブな方向に切り替えることができます。

気遣い

現在は結婚相談所を経営している著者。お客様である婚活中の女性からよく、こう聞かれるそう。

「私、なんで選ばれないのでしょうか。かなり気遣いしているほうだと思うんですけど……」

実際どんな気遣いを行なっているか聞いてみると、こう答えました。

  • 相手が気持ちよく話せるよう聞き役に徹する
  • 第一印象をよくするためにも受け答えは無難な範囲で
  • スプーンやフォークを取ってあげる
  • サラダを取り分けてあげる

これらは「気遣い」というよりは、「ただ空気を読んでいるだけ」。自分に自信がないから、相手の顔色を見て行動してしまっているのです。
相手に嫌われなくない。よく思われたい。だから、とりあえずサラダを取り分けてあげるし、何を聞かれても無難な答えしか口にしない。一見、相手のための行動に見えますが、それは表面上だけのこと。あくまで「自分目線」なんです。

気遣いの本質は、相手に喜んでもらうこと。相手を見ていないのであれば意味がありません。

では、接客のプロであるホステスの気遣いとは一体なんなんでしょうか。

それは、観察力と想像力をフル回転させること。しかもこれは基本中の基本だそう。

たとえば、お客様が退屈そうにしていたら「私はゴルフが好きなんですけど、ゴルフはされますか?」と趣味について話を振ってみたり、疲れている様子のお客様には体を気遣ってみたり、と相手がどう楽しめるかを観察・想像して気を配り、一緒にいて退屈させないよう「相手目線」の気遣いをします。

また、真面目な男性が持ちがちな以下悩みについても、著者は触れています。

「友だち期間が長くて片想いしています。両想いになって彼氏になりたいです。」

強引に口説かないことで女性を尊重しているように見えますが、著者曰く、口説かないのが気遣いであるという勘違いをしているため、恋がうまくいかないのだそう。

女性は出会って7秒で「この人とセックスできるかどうか」を無意識で本能的に判断しています。
出会った頃は異性として捉えていたとしても、長いあいだアプローチしてこない男性は、「恋愛圏外」へと押しやられてしまうのです。
<中略>
男性からすれば理不尽な話だとは思うのですが、女性は「優しい人が好き」と言いながら、アプローチしてこない男性を「自信がないから強く出られない弱い人」と無意識にジャッジして、異性として認識しなくなるのです。

そして、一人の女性に必死になりすぎて、以下のような状態の男性もモテないと言います。

  • 休みのたびに「会えない?」と連絡してしまう
  • 嫌われたくなくて無難なことしか言えないので面白い話ができない

これらは余裕がない状態といいます。

遊んでいる男性は他にも女性がいるので余裕があります。
<中略>
ガツガツしていないことがかえって女性の興味をそそります。この余裕に女性は惚れてしまうのです。結果、女性は本来なら自分を一番大切にしてくれる一途な男性をスルーして、誠意のない男性に遊ばれてしまうわけです。

では、どんな男性であれば、あらゆる一流男性を知り尽くしたホステスが「このお客様とならお付き合いしたい♡」と思うのでしょうか。

その答えはずばり、ホステスにも気遣いをしてくださる男性

たとえば、お店でうっかり女の子が飲み物をこぼして、お客様のお洋服にかかってしまったときも、失礼ながらホステスは次のようにこっそりお客様を格付けしています。

  • 激怒するお客様は三流
  • 「いいよ、いいよ」とおっしゃるお客様は二流
  • 「○○ちゃんは大丈夫だった?」とホステスを気遣い、会計時にクリーニング代を残していってくださるお客様は一流

<中略>

自分に自信があって器が大きく、余裕がある人は、男女問わず周りに自然と人が集まり、男性なら体を求めずとも求められるように、女性なら愛を求めずとも愛されるようになるのです。

妻

自身のなさは気遣いにも影響が出ます。自分に自信を持ち相手目線の気遣いができると人はモテる。…そんなことできるなら苦労しないよ、というあなたへ。著者は自分に自信が持てないときに使えるHAPPYワークを一つ、紹介しています。

リフレーミング
無理に自分に自信を持とうとするのではなく、モノの見方を変える「リフレーミング」という考え方を習慣づけましょう。
たとえば、あなたに「人見知り」という欠点があったとします。だから自分はダメなんだと自分を責めるのではなく、「聞き上手である」「慎重で失敗が少ない」と長所として解釈してみましょう。自分を好きになれたなら、自ずとニコニコが増えていきます。

男と女の本音

ここからは皆様お待ちかねの男女の本音について。

男女ともに、相手の建前と本音を知ることは、恋を実らせお付き合いを続けていくうえでとても大切なこと本音がわかっていれば、時間を無駄にしたり、相手に振り回されたりせずに済むからです。

著者はホステス時代から結婚相談所を経営する現在に至るまで、数多くの男性・女性と接しています。
その中で、男性は察しない女性は「察して!」と願うだけという人がとても多いと実感しました。

ただ、お互いにこうした本音を知っていれば、男性は「察する努力」女性は「伝える努力」をすることができ、愛情や関係を深めていくことが可能になるというわけです。

妻

ということで、ここでは全26項目の男と女の本音から厳選して7項目をご紹介させていただきます。

本能

著者が夜の世界で見てきた男性たちは、女性を以下3種類に分類していました。

  • 可愛い(ヤリたい)
  • 普通(ヤレる)
  • ブサイク(ヤレない)

「バラまく性」である男性は、本能的に基本「ワンチャン狙い」の生き物なのです。
男性がやっかいなのは、ワンチャンに成功したらしたで、「口説けて自分の実力を示せた」という喜びはあるものの、「口説いておいてなんだけど、軽い女は本命にはできないな」とガッカリ感が先に立ち、きちんとした交際には発展しないところにあります。

それに対し、女性は本命彼女の座を目指すのがスタンダード。

妊婦・出産で動きにくくなるリスクがあるため、一人で仕事も家事も育児もすべて引き受けなければならないワンオペ状態にならないよう、無責任な遊び人と付き合うことを本能的に避けます。

では、仮にあなたが男性からのワンチャンの誘いにのり、その彼の本命彼女になりたい、と思った場合はどうすればいいのでしょうか。

絶対に自分から連絡してはいけません。

<中略>

大切なのは、彼の立場になって考えてみることです。あなたから連絡がない場合、あなたが好みの女性でなければそのままフェードアウト。どうせうまくいかない恋なのですから、潔く諦めるのが懸命です。

ただし、あなたが彼の好みのタイプだった場合は、「なんで連絡がないんだろう……オレってイケてなかった?」「せっかくいい子なのに、これで終わりにしていいの?」という気持ちになるはずです。

<中略>

ただ、それで連絡がきたとしても、本命になれるかセフレ止まりかはわかりませんから、はしゃぐのはまだ早いというもの。本気で追いかけてくれるまでは、誘われても「その日はたまたま仕事が早く終わるけど、何か用?」くらいのテンションで接するのが正解です。

妻

ちなみにホステスは追いかけていただくというのがお仕事のため、ワンチャンにのる人は少ないとのこと。また、タイプのお客様がいらっしゃった時は自分から仕掛けていく肉食女子もちらほらいるらしいです。そういった方は自分から誘ってその後は見返りを求めず連絡もしない、というケースが大半なんだとか。そしてそういう肉食女子ほど、男性から熱烈に求められて本命になれているみたいです。お、面白い…!

【本能】
男はワンチャン狙い、女は本命狙い

理想の恋愛

著者はホステス時代に、同僚ホステスとの付き合いでホストクラブに行き、衝撃を受けます。

ホストたちはわざと他の席で楽しくはしゃいでる様子を見せつけ、女性客同士の嫉妬心を煽り「私のほうが高額のシャンパンを入れたからもっと一緒にいて」と競争させるような接客をしていました。

著者が当時働いていたクラブではこういった接客をしてしまうと、お客様に「客はオレだけじゃないんだ……」「オレは特別な存在じゃないのか」と思われてしまい、お店に来ていただけなくなってしまうため、他のお客様と比べることはまずありませんでした。

このホストクラブでの出来事で著者は男性のある部分に気づきます。

男性は、身長や年収、職業など、わかりやすいスペックで判断されることが多く、しかもNo.1になれるのはごく一部。だからこそ、常に「誰かと比較されて負ける」可能性にビクビクしているのかもしれません。

そう考えると、男性が若い女性を好むというのも、納得がいきます。「最初の男」になれる可能性が高く、他の男性と比べられるにしてもサンプル数自体が少ないので、心から安心して一緒にいられるからです。

一方、女性は恋愛経験がない男性よりも、経験豊富でエスコートしてくれる大人の男性に魅力を感じる人が多いのが一般的。

最近は、経験値の高い年上女性と年下男性の組み合わせも増えていますが、やはりまだ少数派。大好きな人にどんな過去があるのかよりも、「こんなに夢中になったのは君だけだ」と相手にとって特別な存在になって、「最後の女」になりたいと望みます。

妻

ホストクラブでの女同士の戦いも「最後の女」の座を巡ってなのでしょう…そしてそれを分かったうえで接客している店員さん…夜の世界は男女の駆け引きが繰り広げられる戦場のような場所なんですね…

【理想の恋愛】
男は「最初の男」になりたがる、女は「最後の女」になりたがる

理想のタイプ

著者がクラブで働いていた頃、理想のタイプについて男性同士・女性同士のお客様で話される機会がたまにあったそうです。
その話を聞いていると、明らかな違いがありました。

男性はわかりやすく言えば「女子アナの○○っていいよね」「モデルの□□も好きだな」と不思議と女性たちの名前を肩書き付きで呼んでいたそう。
そして、こうしたモテの王道ではないちょっと影のある女性を好む男性がいると、「マニアックだなー」と揶揄していたそうです。

周りが認める美女を成功の証しとして妻にする「トロフィーワイフ」という言葉があるように、男性は自分より他者の目を気にして女性を選ぶ人が少なくありません。成功者に結婚・離婚を繰り返す人が多いのは、本来の性格的な相性より、周りがどう思うかで相手選びをしているから、というのも理由のひとつなのかもしれません。

それに対し、女性は「手がキレイな人が好きなんだよね。俳優の○○がピアノを弾いてるところにグッときた!」「本の話ができる、読書好きの人がタイプ」など、それぞれが自分の好みを楽しそうに語り、「その気持ち、わかる!」と共感し合っていたそうです。
互いに好きなタイプが違っても、相手の好みをからかうことはまずありませんでした。

女性は男性を「一緒に子どもを作り、育てていく相手」として見ていますから、どんなモテ男でも、自分がいいと思わなければ目もくれません。

となると、攻略するにはどうすればいいのでしょうか?

まず、男性には自分の価値を高めることが一番です。

最も効果的なのが一度、別の男性から認められたことのある「彼氏持ちの女性」になること。ただし、彼氏とラブラブだとアプローチしてくれませんから、「最近、どうもうまくいっていない」と隙を見せることで、男性の気を引くことが可能です。

好みが細分化している女性の攻略法は難しいですが、「僕はそういうのわからないけれど、○○ちゃんのそういう考え方、いいと思う」といった形で「共感」を糸口にするのがおすすめです。

妻

男性には彼氏と不仲または彼氏の有無をはっきりさせない。女性には共感でアプローチ。来世にこのテクニックだけ持っていきたい…

【理想のタイプ】
男は「周囲に自慢できる女」がタイプ、女は「自分好みの男」がタイプ

プレゼント

男女関係なく、頑張って選んだプレゼントなのに相手に全然使ってもらえない……という悲しい経験したことがある方、多いかと思います。

著者はこの現象を不思議に思い調べたところ、脳科学で「感性が真逆の相手に発情する」と言われていることを知りました。

基本的にどんな生物も、「生殖相性のいい遺伝子の持ち主だけ発情する」メカニズムをもっていて、私たちは、肌の質感、髪、骨格、しぐさ、声、触れた感じ、匂いなどから無意識のうちにさまざまな遺伝子情報をキャッチしています。
なかでも、匂い物質のひとつであるフェロモンは、免疫遺伝子とその匂いの種類が一致していることがわかっていて、私たちは「自分とはまったく違う免疫を持つ相手」に惹かれるのだそうです。
<中略>
だから、惹かれ合う男女がすれ違うのは、言ってみれば当たり前のことで、喜ぶプレゼントにも男女差があるのです。

男性は結果重視。自分が欲しいものをもらえれば形はどうであれ満足。プレゼント=愛情表現とダイレクトに捉えているため、たとえ彼女からもらったものが自分の趣味に合わずタンスの肥やしになっていたとしても、幸せな気分であることに間違いありません。

ということで、男性へのプレゼントは「何が欲しい?」とズバッと聞くか、普段使っているブランドのものなど、彼のセンスに合わせたものを選ぶと使ってもらえる可能性が高まります。

一方、プロセスを重視する女性はプレゼントを通じて「どれだけ自分を想ってくれているか」を感じたいもの。
そのため、「何が欲しい?」と聞かれるとつまらなく感じてしまいます。

女性へのプレゼントは「私のことを想って選んでくれたんだ♡」と喜んでくれそうなものをセレクト。日常会話や彼女のSNSの中にヒントが隠されているはずです。

妻

プレゼントといえば、付き合って1年記念にと夫がサプライズで用意してくれていたアクセサリーの包み紙を見つけてしまい、「これ何〜?」と言ってその場でもらったことがあります…知らないふりできなくてごめんね夫よ…

【プレゼント】
男は「モノ」を重視する、女は「想い」を重視する

刺さる褒め方

著者は夜の世界で「○○さん最高〜!」のような女性なら疑ってかかるであろうふわっとした褒め言葉のメールを送ってとても喜ばれていた光景を日々見てきました。

そのため、男性はわかりやすく褒められるのが大好きだとわかったそうです。

これは男性の「競争に勝って複数のメスを独占したい」という本能によるもの。女性が思う以上に「一番になりたい、認められたい」という欲に、男性は無意識のうちに突き動かされているのです。だから、誰にでも当てはまるような褒め言葉でもうれしく感じ、頑張る原動力になるのです。

男性にはとにかく「あなたが一番」「最高」「すごい!」など、賞賛の言葉で男心をくすぐってあげるのがコツ。
さらに、「俳優の○○は、イケメンだけど首が短くてタートルネックがいまいち似合わないね。タートル着るなら、あなたみたいなほっそり長い首じゃなくっちゃね」など、具体的に能力やパーツを誰かと比較して褒めることも男性のプライドを満足させてあげることができます。

これに対し女性は、優秀なオス一人に選ばれることを目指すのが本能に刻まれた宿命。
そのため、「君が一番だよ」と言ってしまうと「何それ!?他に二番目、三番目がいるわけ?」と逆効果になってしまいます。

そんな女性に刺さるのは、「自分でも気づいていない自分の魅力」を褒められること。
<中略>
人は誰しも二面性があるもの。相手の印象と真逆のことを言ってあげると、相手に「この人は私をわかってくれている!」と思わせることができます。
<中略>
これは、表に出していないほうの自分を、人は「本当の自分」だと思っているためです。

たとえば、明るいタイプの女性に「人気者で友だちも多そうだけど、一人の時間もちゃんと大切にしていそうだよね」と言えば、「なんでわかったの!?一人でカフェで本を読むのも好きなの」というリアクションが得られる可能性大。

【刺さる褒め方】
男はナンバーワンになりたい、女はオンリーワンになりたい

信頼

恋愛には信頼関係が必須だといわれています。秘密を共有すると、お互いそれを守ろうとする中で信頼関係が生まれ、絆が強まります。職場恋愛や不倫が盛り上がるのもそのためです。

ただし、男性の考える「信頼」は、ある程度努力して勝ち取ったら、そこで努力は終了、というもの。
<中略>
その点、女性は「完全に信頼関係が築けた」と感じるハードルが、男性より高いようです。男性が1の努力でいいと考えるところを、女性は10の努力が必要とし、しかもそれを維持すべきと考えているため、大きなギャップが生まれることになるのです。

著者は信頼関係ができているお客様にマンネリ化を防ぐため、「やきもち5倍作戦」というものを決行していました。
たとえば、他のクラブに行ったお客様に、最初は「他のお店に行くのが嫌なんじゃなくて、他の女の子と話すのが嫌なの」と柔らかく入って逃げられないようにしたうえで、「お酒飲みたいなら普通のバーに行けばいいでしょ!」「いつも私から連絡してるよね?」と徐々に怒りを爆発させながらあえてケンカを吹っ掛けます。そしてときにはコップの水をかけたりビンタしたりもしていたそう。

実は、たまにする激しいケンカは脳科学的にカップルの仲を熱く燃え上がらせるということがわかっているそうです。
男性は、女性から理不尽な(と男性が思っている)言いがかりをつけられると、脳が強いストレスを感じて男性ホルモン「テストステロン」を分泌させ、性的な能力を高めて独占欲や闘争心が生まれるとのこと。
頻繁にケンカするのは考えものですが、時々ならケンカは2人の関係を継続させるいい起爆剤になってくれるのです。

では、信頼関係の維持に努力を求め続ける女性を、男性はどうケアしていけばいいのでしょうか。

それは仕事と同じように問題が起こりそうであれば、先手を打つのがおすすめ。たとえば「○日までは忙しいけど、それが終わったら旅行に行こう!」と先手を打っておけば彼女自身もいつまで待てばいいのか明確になるので不機嫌になることがありません。

妻

我々夫婦のケンカは一方的にわたしが怒って泣いて夫にごめんねとなだめられて終わるので、仲を熱く燃え上がらせるケンカとは違うかもしれません…

【信頼】
男にとっては勝ち取るまでが勝負、女にとっては継続が命

ファッション

男性は女っぽい雰囲気に惹かれます。

  • シンプルなワンピース
  • ニットにフレアスカート
  • 白いブラウスにタイトスカート

といったようなごく普通のファッションが刺さります。

また、女性をファッションで褒める際は「○○さんのそれ、いいですね」といった形であなたに合っている・あなたが持っているから素敵に見えるというニュアンスで褒めましょう。

女性は会って7秒で相手をジャッジする生き物なので、パッと見たときの違和感が印象を大きく左右します。
特別おしゃれである必要はなく、違和感のない、ごく普通のファッションであれば問題ありません。

気をつけるポイントは次の3つ。

  1. サイズ感
    ダボダボすぎたりピタピタすぎる洋服は違和感のもと。
  2. おしゃれすぎるファッション
    首にネジネジのストールを巻くなど、エッジの効いたファッションは好き嫌いが出やすいので注意。
  3. TPOに合っていない
    おしゃれなバーにサンダルで行く…といったことがないよう、場にふさわしい服装を心がけましょう。

男性のファッションを見て褒めるところがない……ということも多いかと思いますが、その男性なりに努力しているところが見えたら「センスいいですね」と褒めてあげるととても喜ばれるはずです。

【ファッション】
男は雰囲気をチェックする、女は違和感をチェックする

「ありのまま」でいいわけがない

以上、『最初の男」になりたがる男、「最後の女」になりたがる女 夜の世界で学ぶ男と女の新・心理大全』をご紹介させていただきました。

本書には他にも初対面、デート、愛情、浮気・不倫、会話、嘘、LINE、しぐさ、などなど、ありとあらゆる男と女の本音が書かれています。

著者が夜の世界や本を読んで学んだ「男と女の本音」なので、必ずしもこれが当てはまるとは言えませんが、知っているのと知らないのではきっと知っていた方が恋愛がうまくいくはず。

本音を知ってさえいれば、恋愛がうまくいくよう対策を立てることができます。

また、男女の本音は真逆なのでうまくいかないのが普通とお互いが理解していれば、きっとうまくいくのではと思います。

最後に、本書で印象的だった話を抜粋。

アナと雪の女王』がヒットし、”ありのまま”思考が世間で浸透しました。

映画を観てはいないけれど、主題歌を聞いて「そうよね、ありのままの自分って大切だよね」と思った方も少なくないかと思います。

ところが、この歌が登場するのは映画の前半。
自らが持つ魔法の力で妹アナを傷つけてしまって以来、引きこもってきた女王エルサが、力を周囲に知られてしまったのをきっかけに、王国も家族も自らの役割もすべて捨て「ありのままでいたい」と願うときに歌われています。
そして、物語が後半に進むにつれ、エルサは魔法の力を捨てずに周囲と強調しながら生きていけることに気づき、成長していきます。

つまり、『アナ雪』は”ありのまま”だけでは幸せは手に入らない、ということを教えてくれる物語なのです。
ダメなところや変わったところがある”ありのままの自分”を受け入れるのは大事なことですが、それは”ありのままの自分”をそのまま垂れ流すことではありません。
自分の個性を大切にするのと同じくらい、相手の個性も認め、関係がうまくいくよう好かれる努力をしたり、より魅力的に見えるよう工夫したりするのも大切なことなのです。

妻

夫婦でも言えることですよね。夫婦だからとみっともない姿をばかり見せるのではなく、日々「魅力的だね」と思ってもらえるような工夫や努力が大切。だらしない姿はなるべく見せないようにしよう…

「ありのまま」でいいわけがない、この言葉を肝に銘じて夫婦の仲を維持できるよう、わたしも日々努力していきたいと思います。

妻

ちなみに、男女の違いについては過去にわたしが紹介した本『新装版 話を聞かない男、地図が読めない女』にも書かれています。『話を聞かない〜』は正直わたしには少々難しかったのですが、これをすごく読みやすくしたものが本書なんじゃないかと思ったり…

ではまた。

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