引き続き、お家でコーヒーをたのしもう!|自宅で淹れる珈琲ガイドBOOK 2021

自宅で淹れる珈琲ガイドBOOK 2021 実用書
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今日はお家でコーヒーをたのしもう第二弾。
自宅で淹れる珈琲ガイドBOOK 2021』で引き続き、コーヒーについて学んでいきたいと思います。

ちなみに本書は前回紹介した自宅で淹れる珈琲 for Beginners 2021より前に出版されているもので、100%ムックシリーズMONOQLO特別編集シリーズの一つです。

妻
余談ですが、過去に紹介した自己肯定感を高めるお得技ベストセレクションも100%ムックシリーズMONOQLO特別編集シリーズ。このシリーズ、読みやすいのでだいすきです。

前回ご紹介した内容と重複する部分も多くあるため、今回は『自宅で淹れる珈琲 for Beginners 2021』には書かれていなかった部分に注目していきます。

では今日もコーヒーについて学び、自宅でより美味しいコーヒーを飲みましょう!

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コーヒーの種類と味の違い

ではまず前回のおさらいから。

コーヒーの味は「苦味」「キレ(ほどよい酸味と苦味による爽やかさ)」「コク(深いうまみ)」「酸味」4つのバランスで決まります。

前回はこの4つの味それぞれを求める時のおすすめ豆や焙煎度について書きましたが、今回はコーヒーの種類について。

ドリップ抽出で淹れるコーヒー

その名の通りドリッパーを用いて淹れたコーヒー

  • ブレンドコーヒー
    酸味が強めで、基本的にコーヒーの旨みを重視

    ドリップの代表的なものはブレンドコーヒー。さまざまなコーヒー豆を混ぜ合わせたもので、その店が最もおいしいと考えている組み合わせで抽出される。

  • アメリカンコーヒー
    キレと酸味が強く、軽くてあっさりとした味わいが特徴

    浅煎りのコーヒー豆をドリップで抽出する。浅煎り豆を使用するため、飲みやすく、キレのよい味わいが特徴で、お茶の代わりとしても親しまれている。

  • カフェ・オ・レ
    酸味は少なく苦味が少し感じられ、ミルクをコーヒーに合わせることでまろやかな味わいに

    ドリップコーヒーにミルクを合わせたもの。フランスでよく飲まれていて、フランス語で「カフェ」はコーヒー、「オ」は前置詞で、「レ」が牛乳を意味する。

  • ウィンナー・コーヒー
    コクがあり、ホイップクリームの甘味とコーヒーの苦味が絶妙にマッチ

    ドリップコーヒーにホイップクリームを浮かべたもの。オーストリア発祥の飲み方で「ウィーン風」という意味だが、ウィーンには「ウィンナー・コーヒー」という名称のコーヒーは存在しない。

  • フレーバー・コーヒー
    コクと酸味が感じられ、フレーバーの種類によって印象が大きく異なる

    コーヒーにフレーバー(香り)をつけたもの。ナッツ類、チョコレート類、フルーツ類、スパイス類など、さまざまなフレーバーのものがある。

エスプレッソ抽出で淹れるコーヒー

コーヒー豆を非常に細かく挽いた「エスプレッソ豆」を専用のマシンを用いて高温高圧で抽出して淹れたコーヒー

  • エスプレッソコーヒー
    コーヒーの苦味が強く感じられ後味に残るコクもあり、濃厚

    専用のマシンで蒸気圧を使い、お湯をコーヒー豆を細かく挽いた「エスプレッソ豆」の中に瞬間的に通して抽出する。他と比べて濃厚な味わいが特徴。

  • カフェ・マキアート
    苦味よりコクが強めで、濃厚なエスプレッソにフォームミルクをプラスすることでよりコーヒーの味を際立たせる

    1ショットのエスプレッソに少量のフォームミルクを注いだもの。マキアートとはイタリア語で「シミのついた」という意味で、ラテ・アートにも用いられる。

  • カフェ・ラテ
    カフェ・オ・レに似ており、エスプレッソを使うことでより濃厚な味わいが特徴

    カフェ・オ・レのエスプレッソ・コーヒーバージョン。イタリア語で「コーヒー牛乳」という意味で、スチームミルクが用いられることもある。

  • カプチーノ
    カフェ・ラテと似ており、フォームミルクの泡立ち感がまろやかさを高めている

    エスプレッソ・コーヒーにスチームミルクとフォームミルクを基本的に1:1:1で組み合わせたもの。ココアパウダーで風味付けすることもある。

  • カフェ・モカ
    薄く感じる苦味とそれを上回るコクがあり、チョコレートシロップやホイップクリームによる甘みも感じられる

    エスプレッソ・コーヒーにチョコレートシロップとスキムミルクを入れたもの。代わりにココアを使ったり、ホイップクリームをトッピングすることもある。

妻

コーヒー豆の味や香りをたのしめるブラックコーヒーもいいですが、そこにミルクやホイップクリームなど加わるコーヒーも美味しいですよね…!自分に合う飲み方を探したり、その日の気分に合わせて飲んでみると、よりコーヒーをたのしめそうです。

好みの味わいを作る

自分がどんな味を好んでいるか言葉ではなかなか表現しづらい部分があるかもしれません。

ここでは「苦みと酸味」「味の濃さ」に注目し、粒度や焙煎(コーヒーの生豆を炒る加熱作業)について教えてくれます。

  • コクのある苦み」が好きな人
    苦みが強く、味が濃いめ
    粒度:中、中細
    焙煎:深煎り

    味が濃くてコクがあるコーヒーが好きなら、粒度はやや細めに。焙煎は、玉ねぎを炒め続けると苦味が出るように、コーヒー豆も深煎りにするほど苦みが生まれます。

  • キレのある苦味」が好きな人
    苦みが強く、味が薄め
    粒度:中、中細
    焙煎:浅煎り

    苦味を楽しみつつスッキリしたキレが好きな人は、焙煎を浅めにします。粒度は中挽きか中細挽きにすることで、お湯が触れる面積が増えて苦みが増してきます。

  • まろやかな苦味」が好きな人
    酸味が強く、味が濃いめ
    粒度:中、中粗
    焙煎:深煎り

    苦みよりも酸味が好きだけど、コーヒーを飲んでいる感もほしい、というときは、粒度をやや粗めに、焙煎はやや深煎りにします。

  • スッキリした味」が好きな人
    酸味が強く、味が薄め
    粒度:中、中粗
    焙煎:浅煎り

    爽やかな酸味とともにスッキリした清涼感があり、ゴクゴク飲みたいときは、粒度は荒め、焙煎は浅めにします。

  • バランスがいい味」が好きな人
    酸味も苦みも中間で、味も薄めと濃いめの間
    粒度:中、中細
    焙煎:中煎り

    粒度や焙煎方法に迷ったら、バランスのいい味を試してみましょう。粒度は中挽きか中細挽き、焙煎は中煎りに。

コーヒードリッパーのすべて

コーヒーの淹れ方で手軽な方法がペーパードリップ。
ドリッパーと呼ばれる器具の中にペーパーフィルターを置き、コーヒー粉を入れてお湯を注ぐ、それだけで本格的なコーヒーを抽出することができます。

しかし、ドリッパーの種類は様々。材質が違うとお湯の温度に影響が出ますし、穴の状態によりお湯が落ちる速度が変わります。

ここではドリッパーの材質・穴の大きさや数、形状などによる違いについて教えてくれます。

材質

主にお湯の温度に影響し、重さや扱いやすさも変わる

  • 樹脂
    低価格で扱いやすく、初心者にオススメ

    低価格で丈夫、というコスパの良さが魅力。軽くて落としても割れにくく、扱いやすい。お湯の温度も下がりにくいので、初心者にオススメできます。

  • 金属
    熱めを淹れられ、経年変化も楽しめる

    ステンレスや銅などの金属でできており、高級感にあふれています。やや高価ですが、熱伝導率が高いのがメリット。

  • ワイヤー
    携帯製に優れ、アウトドアで活躍

    ワイヤーでできている面白い形。軽くてコンパクトに折り畳めるため、携帯性に優れており、アウトドア用としてオススメ。コーヒーの味はあっさりめです。

  • 陶器
    温度変化が少なく、扱いに慣れれば上質な抽出が可能

    質感はとてもいいが、重くてうっかり落とすと割れやすいので注意が必要。抽出時にそのまま使うとお湯の温度が下がるので、しっかり温めておくこと。

  • ガラス
    汚れや余計な味が付きにくい

    ガラス製は、お湯にニオイなどの影響を与えることなく、保温性も高め。何より、コーヒーが抽出していく様子が横から見られるのは楽しい!


  • 美しい天然木で木の温かみがあり、贈り物にも最適

    木製だと汚れやカビが気になりますが、表面にウレタン加工を施してあれば耐久性も問題なし。

抽出穴の大きさ・数

お湯が落ちる速度が早ければ雑味の少ないさっぱりした味に、遅ければまったりした濃厚な味わいに

  • 抽出穴が大きめ

    お湯を注ぐ速度によって抽出の早さも変わり、味の調節がしやすいため上級者に人気があります。

  • 抽出穴が小さめ

    一気にお湯を注いでも、穴が小さいため抽出に時間がかかり、安定したコーヒーになります。

  • 抽出穴の数が1つ

    1つ穴は、お湯の量や速度を気にせず注いでも美味しいコーヒーになるよう調整してくれます。

  • 抽出穴の数が3つ

    穴の数が多いと、抽出速度がそれだけ早まります。雑味が出る前にドリップされ、さっぱりした味に。

形状

苦みと酸味が変わる

  • 台形型
    比較的酸味が少なく苦みが強め

    台形型はコーヒーが一度ドリッパーの底に溜まってから落ちます。円すい型より多少時間がかかり、酸味が少ない味になります。

  • 円すい型
    甘みや酸味、香りが強め

    お湯もコーヒーも中央の一カ所に集まり落ちていくので、お湯がコーヒー粉をしっかり通り、酸味やコクのある味になります。

リブ(溝)

ドリッパーの内側に付いている溝は発生する炭酸ガスが逃がされて粉全体の均一な抽出が可能となり、お湯の流れを変える

  • ストレート

    直線的な縦のラインを描いており、台形型のドリッパーで最適なお湯の流れを導き、スムーズに抽出。

  • スパイラル

    ペーパーとドリッパーとの密着を防ぎ、空気がうまく抜けていきます。ふっくらと全面ろ過をして抽出。

  • ダイヤ

    凹凸により360度均等な状態でペーパーとドリッパーが触れます。ムラができにくくバランスが良い。

 

妻

同じ豆でもドリッパーひとつで違う味になるなんて…!既に持っているドリッパーと種類が異なるドリッパーを選ぶと、よりたのしめます。

ペーパーフィルターの正しい使い方

コーヒーの旨みを引き出すにはドリッパーの内側に装着して使用するペーパーフィルターも重要です。

フィルターはコーヒーをろ過するだけでなく、コーヒー粉に含まれる微量の油分を吸着する役割もあります。

ここではそんなペーパーフィルターの正しい使い方について。

  • 台形型フィルターの折り方
    1.底面の縫い目を折る
    2.側面の縫い目を底面で折った方向と逆側に折る
    3.完成
  • 円すい型フィルターの折り方
    1.側面の縫い目を折る
    2.完成

購入時は、ドリッパーとフィルターの形を合わせることが最低条件です。またドリッパーが2〜4人用の場合は、ペーパーも2〜4人用のものを選びましょう。1〜2人用のペーパーでも装着はできますが、ドリッパー上部にかなりすき間ができるため、お湯がペーパーの外にこぼれる可能性があります。

自宅と外で飲むコーヒーの違い

最後に、自宅と外で飲むコーヒーの違いについて。

お店のコーヒーが美味しい理由は言うまでもなく、コーヒーの美味しさを決める豆のセレクトと焙煎・挽き具合が抜群で、プロが正確に豆の旨さを抽出してくれるからです。

店のコーヒーは、こだわりの豆を最適な方法かつ熟練の技で抽出しているが、自宅ではなかなかそうはいかない。しかし、逆に言えば店と同じような方法で淹れれば、自宅でも店に匹敵するレベルのおいしいコーヒーが飲めるということだ。

本書では自宅のコーヒーを美味しくするコツとして、コーヒー豆が酸化して味が落ちるのを防ぐべく飲む直前にミルで豆を挽くこと、そして美味しいコーヒー豆を選ぶことも大事ですがまずは正しいドリップ方法で淹れるようになれば確実に美味しくなる、と書かれていました。

妻

自分の手で少しでも手間をかけたコーヒーってお店の味には敵わなくても美味しいですよね…!

この雑誌を参考に、わたしは今日もお家ですきなようにすきな味を自らの手で淹れ、至福のひとときをたのしみたいと思います。

ではまた。

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