現代なら禁書!【浮気人類進化論】人が言葉を手に入れ進化したのは”浮気”のおかげ?

現代なら禁書!【浮気人類進化論】人が言葉を手に入れ進化したのは”浮気”のおかげ? 実用書
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こんにちは。夫です。

夫

今日はちょっと変わった本を取り上げたいと思います。その名も「浮気人類進化論」なかなか強烈なタイトルですよね。僕の10年来の友人から「これはぜひ読め!」と言われてすぐ読みました。

タイトルをパッとみるとエッセイとかかな〜って思ってしまいますが、しっかり専門家が書いた「生物学」「進化論」の本です。著者の竹内久美子さんは京都大学理工学部の大学院まで出て、専門は動物行動学です。さらに本書の序文は滋賀県立大学学長が書いています。

夫

そんな専門家が「人類の進化の鍵は”浮気”にある」って言うんですから、面白いですよね。”男と女”ではなく”オスとメス”という観点からズバズバ本質に迫る姿勢は、本書が描かれた1998年には許されたでしょうが、今だったら禁書指定されそうなくらい過激です笑

本書では、人間の進化だけでなくサルのような人間に近い生き物から昆虫まで、さまざまな生き物の「恋愛観」を教えてくれます。「こんな愛の形があったなんて…」「しかもそこには繁殖・生存に有利になるちゃんとした理由があったなんて…」と驚くことばかりです。

夫

今回は人間の進化の部分だけ取り上げようと思いますが、さまざまな生き物の恋愛観はまさに”あたらしい世界”のオンパレード。生物学の本なのに読みやすくて一気読みしてしまいました。

と言うことで、人間の進化について見ていきましょう。

大きな問いは「なぜ、人間は言葉を手に入れることができたのか?」です。言葉があるから、情報の保管や伝達が可能になり、世代を追うごとに進化していくことができます。言葉を持たないと言うことは先人の知恵や経験、発見が引き継がれないことになるので、知的な進化は起こっても非常にゆっくりしたものにしかなりません。人間が人間たる所以はなんといっても「言葉」にあります。

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なぜ人間だけが言葉を手に入れたのか?

生物にとって繁殖はもちろん最重要課題ではある。脊椎動物門哺乳網の一角をなす人間にしても例外ではない。ただ、生殖のために投入するエネルギー、あるいはそのためにあれやこれやと知恵をめぐらす過程は、どう考えても尋常とは思えない。
それに問題なのは、あの浮気という行為だ。命を賭けて一緒になったはずの二人。そのどちらかがトラブルの種をまく。そしてそれを必死に隠し、取り繕おうとする。これほどおかしな動物が他にいるだろうか。
引用:浮気人類進化論

例えばテナガザルは人間のように一夫一妻制をとり、夫婦とその子どもからなる核家族を形成しますが、浮気が発生することはほとんどありません。それぞれの家族は非常に排他的で四六時中行動を共にするので他者が介入する余地がないからです。

また、ゴリラは一夫多妻制をとっており、ハーレムを形成します。1つのハーレムにはリーダーのオスと、数匹のメスがいます。成熟したオスが複数いる場合もありますが、それはリーダーの息子であり、その誰かがハーレムをつぐ予定です。
ハーレム同士の争いは頻繁にありますが、リーダーのオス同士が戦い、勝った方がメスを総取りします。ゴリラのオスが交尾するのは自分のハーレムのメスか、他のハーレムから奪い取り自分のハーレムに加わったメスだけです。こっそり他のハーレムに忍び込んで…と行ったことはありません。

夫

他にもいろいろな生き物の繁殖について書かれていますが、一見乱行的に見えても、人間のような形で”浮気”する生き物はいません。多夫多妻、一夫多妻、一夫一妻など形はさまざまですし、パートナーのような関係性を一切築かず繁殖する生き物もいますが、それぞれがそれぞれのルールの中で繁殖しています。人間のように、ルールを逸脱した行為が、これほど頻繁に行われる生き物は他にいないんです。

そんな疑問から始まる本書ですが、まず大前提として、そもそもの人間の知能は、類人猿と大差ありません。例えば、言語を扱うのは人間の大きな特徴の一つですが、言語のようなものを持つ生き物はたくさんいますし、類人猿の多くは教育で言語を理解することができます。

(類人猿に対して行われた)徹底的な研究は、それが進めば進むほど、類人猿が基本的な言語能力においてほとんど人間とかわらないくらいのものをもっていることを示す結果になった。
<中略>
けれどもここでちょっと真剣に考えなければならないことがある。それは、類人猿が潜在的に言語能力を持っていながら、なぜコミュニケーションの手段として、敢えて実用化を計らなかったのかということである。彼らにはその必要性がなかったのかもしれない。だとすればなぜ必要なかったのだろう。そして人間が言語の必要性に迫られたのだとしたら、それはなぜだったのだろう。人間はいったい何を言いたくなったのか?
引用:浮気人類進化論

夫

人間は賢いから言葉を使うようになった、と考えている人にとっては衝撃の事実です。実は、言語を使うということにおいて、人間はそこまで特別な知能を持っているわけではなかったんです。つまり、人間は賢いから言葉を使のではなく、必要だから使うんです。そして他の生き物は、言葉を使う必要がなかったから言葉を使わなかった、ということなんです。

一般論:人間が進化した2つの理由

本書では、一般論としての人間が進化した理由、つまり言語を使うようになった理由についても書かれています(もちろん、学術的な一般論としての理由は「浮気」ではありません)。

その理由は「狩猟」と「戦争」です。

夫

「狩猟」はイメージしやすいですよね。武器としての牙や爪を持たない人間が動物を狩るには、道具を作る必要があります。賢い人間ほど優れた道具を作り、生き残る可能性が高い。つまり賢くないと生き残れない、優れた道具の作り方を引き継がないと生き残れないため、知能が高くなり、言語が生まれたという説です。特定の集団が生存に有利になり、コミュニティの数が増えてくると、集団をまとめ上げるためにも知能や言語が必要になりますよね。

もう一つが「戦争」で、これは進化論を唱えたダーウィンも指摘していた説です。狩りと同じく、高い知能を持つ人ほど優れた道具、兵器を作り、強力な集団、軍隊を組織することができます。そうした知能の高い集団が、組織化されていない知能の低い集団を駆逐していく。それによって知能が高い集団だけが生き残り、知能が高くなったという説です。

筆者はこの2つに異論を唱えているわけではありません。狩猟も戦争も、間違いなく人間が進化した理由の一つでしょう。しかし、この2つの説はどちらも肝心な点を見落としている、と言います。

見落としている1つ目のポイントは、集団を組織して狩りや戦争を行うだけなら、そこまで複雑な言語は必要ないということです。確かに、原始的な狩りや戦争であれば、いくつかの単語だけで十分やりとりができそうですよね。

2つ目のポイントが決定的で、狩りや戦争を行うのはだいたいが男であり、女性が行っていた育児や果物の採取などは、言語がなくても十分可能だということ。

夫

つまり一般的に言われる狩猟と戦争という理由だけだと、単語レベルの言語が生まれてもそこまで複雑化した理由が説明できない。なにより、一般に女性の方がおしゃべりで言語能力に優れている点が説明できないんです。

つまり、狩猟や戦争以外に、人間にだけ、しかも男女共に言葉が必要になる理由があるはずなんです。

オスとメスが別行動するのは人間だけ?

その秘密を探るために、他の動物のオスとメスの姿を見比べて見ましょう。

例えばゴリラ。ゴリラのオスは体重200キロくらいあります。一方、メスの体重はオスの半分ほどです。人間も傾向としてはオスの方が大きいですが、平均して2倍以上の差があるわけではありません。
ゴリラのオスがこれほど巨大化した理由は、ハーレム同士をめぐる争いによるものです。先ほど少し書きましたが、ゴリラのオスはハーレムを形成し、ハーレムのメスとだけ繁殖します。ハーレム同士が出会ってしまった場合はリーダーが戦い、勝った方が負けた方のハーレムを取り込みます。

つまり、ゴリラの世界において、ケンカの強さ(体の大きさ)は繁殖力に直結します。より体が大きいオスがハーレムを奪い繁殖するので、進化生物学の用語でいう「性淘汰」によってオスだけ巨大化しました。

もう一つ、チンパンジーの例を見てみましょう。チンパンジーのオスとメスの体格差はほとんどありません。その代わり、オスの睾丸は異様なまでに巨大化しています。これはチンパンジーのコミュニティが乱行的であり、精子の強さ(つまり睾丸の大きさ)が繁殖に直結したからです。

夫

このように、生物の身体的特徴は繁殖方法、つまり「婚姻方法」で大きく左右されます。人間がオスメス両方、似たような体を持ち、チンパンジーのように睾丸を進化させるのではなく、脳を進化させた理由も、婚姻方法で説明できるということです。

もう一つ、重要なヒントがあります。それは人間がオスとメスでほとんど同じ体を持ちながら、オスは狩りに出かけ、メスは家やその周辺に留まるという、他にはない生活様式を獲得したことです。

夫

当たり前に感じますが、例えば集団コミュニティを作るオオカミは、オスとメスが一緒に狩りをします。キツネは一夫一妻制をとりますが、狩りは夫婦一緒に行います。ライオンの場合、狩りをするのは主にメスです。オスが狩りに出かけ、メスが家に留まるという生活様式は、人間だけが持つものなのです。

我々の祖先はかつてどの動物も選ばなかったきわめてユニークな生活様式を採用してきたことがわかる。夫婦である男と女は、時に一緒に、時に別々に行動するのだ。
人間の夫は妻の貞節を信じて狩りに出かけ、妻は夫が狩りにのみ精を出してくれるものと信じて送り出す。
引用:浮気人類進化論

なんとなく見えてきましたね。一夫一妻制をとる生き物のオスにとって、パートナーの子どもが自分の子どもであることは非常に重要です。自分の遺伝子を後世に残すためなので当然ですね。一方のメスにとっても、パートナーの子どもが自分の子どもだけであることは非常に重要です。複数の子どもがいたら、狩りの手柄が分散され、自分や自分の子どもが生き残る確率が下がるからです。

狩りに出かけた夫たちは自分の家族のために仕事に励むが、余裕があればさらに多くの子孫を残すための「課外活動」も行うだろう。
<中略>
男が「課外活動」において成功するには、うまい言葉遣いによって女をその気にさせるかが重要なポイントとなる。また、そういう男を父として生まれた息子もいずれ父親譲りの口のうまさで大いに成功を収めることだろう。こうして男は「口説く」能力を進化させたのである。
一方、妻は夫の浮気を防ぐ手立てを考えなければならない。夫が「課外活動」に熱心になりすぎれば持って帰る獲物も少なくなるだろうし、最悪の場合には夫が全く帰ってこなくなることだってありうる。
そこで妻たちのとった対応策は、近所の奥さんたちと「立ち話」をすることだった。近所にすむ女どうしはライバルとして牽制し合うのではなく、互いに情報提供者としての同盟を結んだのである。
引用:浮気人類進化論

夫

人間はパートナー(一夫一妻・一夫多妻にせよ)を作る生き物なのに、オスとメスが別々に行動するという特殊な生活様式をとったために、浮気をする/防ぐという他の生き物にはない重要なタスクを抱えてしまったんですね…

こうした特殊な生活様式をとり、浮気の可能性が生まれてしまったため、オスとメスそれぞれが別の目的で言語の必要性に駆られました。オスはより多く繁殖するために、メスを口説く必要があります。メスはオスが浮気しないよう仲間内で情報を共有して協力体制を作る必要があります。

また、メスは浮気するオスを見抜く必要がありますし、オスは浮気しないタイプだとメスにアピールしないといけません。浮気するオスのほうが多く繁殖できる一方、浮気するオスはメスにとって(狩りの成果が分散してしまう)リスクが高いからです。

夫

もちろん逆もあって、浮気するタイプのメスをパートナーとして選んでしまったら、自分以外の子どものために狩りをしないといけないリスクが高くなります。なのでオスも浮気しないタイプのメスを見抜く必要があるんです。浮気の可能性という絶妙なバランス感があったからこそ、狩猟や戦争では説明できないほど多様な言語が、オスとメス両方で発達したんです。

(今時、誤解を生じさせそうな表現ですが、あくまで生物学的一般論として)男性の話はプレゼン的で人を説得させるのに向いていますが、女性の話は共感や共有を目的としています。だから男性同士、女性同士、男性と女性、それぞれの関係性において使う言葉やコミュニケーションの目的が全く違いますよね。その理由は狩猟や戦争では説明できませんが、「浮気人類進化論」なら説明できます。

夫

今の僕たちにとってもすごくフィットする進化論…「浮気人類進化論」を知ると、これ以外に人間が言語を取り入れた理由はないんじゃないかってくらい説得力がありますね。

「浮気する鳥」はなぜ言語を身に付けなかった?

実は、人間以外にも「浮気」する生き物は存在していて、サギなど一部の鳥類です。基本的につがいというパートナーを持つ一方、オスが巣の材料などをとりに出かけている間に、他のオスが押しかけて…というのはよくあることなんだとか。しかもこの時、メスは大声をあげて近くに夫であるつがいがいないか確認してから行為に及ぶという、まさに「浮気」です。

つまり人間と同じく、建前としての一夫一妻制と、浮気という行為が混在しているんです。

だったらサギも人間のように知能が高く、言語を身につけてもおかしくないじゃないかと感じてしまいますよね。それについても面白い説明がありました。

私が注目したいと思うのは、彼ら(サギなどの鳥類)がみんな揃って浮気しようとする性質を持っていることである。<中略>すべてのオスがチャンスさえあればいつでも浮気を試みようとするし、メスとても然りである。
<中略>
一方、人間はというと、すべての男が同じように浮気に意欲を燃やしているわけではない。言うなれば浮気派と非浮気派がいるわけだ。実際、女が男の品定めをするとき、稼ぎのあるなし、外見の良し悪しもさることながら、その男が将来浮気しそうかどうかは最も注目するところなのである。
人間の社会の特殊性は、男の信用度に著しく差があることではないだろうか。だからこそ、男は単に口説くためでなく、自分が不実な男ではないことを女に納得させるためにも、言語能力を発達させる必要があった。女は女同士で日々情報交換をし、男についての一般論、各論についての議論をする。そのためにはやはり言語的能力が必要となったのである。
もし、我々の祖先の社会が浮気を奨励するものであったなら我々は現在、人間たりえなかっただろう。おそらく羽の生えていないサギにでもなっていたはずだ。浮気は、若干罪の意識を感じながらも、バレないように全知全能を働かせてとり行う行為でなければならない。そうであってこそ人間を人間たらしめる原動力となってきたのである
引用:浮気人類進化論

めちゃくちゃ面白いですよね。浮気が奨励されていたとしたら、言語は発達しなかった。浮気が悪いもので、滅多にないもの(だけど確実に存在してしまうもの)だったからこそ、微妙な駆け引きや読み合いが必要で、そのために言語や知性が培われていったんです。

夫

浮気したい、浮気を防ぎたい、浮気する人を見抜きたい…そんな下世話というか、一見すると低レベルな悪しき風習が、人類を繁栄させ、宇宙に届くロケットを開発し、人工知能や遺伝子編集だなんて、考えてみると不思議というか、すごい偶然のバランス感によって今があるんだと実感しますね。浮気をよくないものと考える道徳観を持ちながら、全知全能を働かせて浮気に取り組んだご先祖様に感謝です笑

多様性の時代…それでも男と女を理解することは大事

ということで今回は「浮気人類進化論」を紹介しました。

夫

といっても本書のめちゃくちゃ前半の部分で、本書では人類の進化もさらに深掘りしていますし、何より面白いのは昆虫から類人猿まで、さまざまな生き物の恋愛観について書かれた後半です(実はこっちの方が分量が多い)。

とはいえ、人類と他の類人猿を分ける最も大きなピースである「言語」が浮気によって生まれた、というのはかなり面白い説だと伝わったんじゃないかと思います。

僕自身、大学は生物学系である程度進化についても学んできましたが、人間が人間たる所以はブラックボックスでした。ただの自然淘汰で本当にここまで違いが出るのか?いや、実際、身体的、知的能力にはそこまで差がない(複雑な言語を持たない類人猿も、複雑な言語概念を理解する知的能力は持っている)のに、ここまで差が生じるものなのか?という疑問がありました。

本書に限らず、人類史、生物学、行動経済学系の本を読んで思うのは、「男と女は違う生き物である」ということです。

夫

以前妻が紹介した「話を聞かない男、地図が読めない女」は脳科学的、行動経済学的な観点から男と女の違いを説いたものでした。

男女の違いとは|話を聞かない男、地図が読めない女
なぜ同じ人間なのに夫や上司、友人や知人と考え方や捉え方がこんなに違うのだろうか…とふとした瞬間に疑問を感じることがあります。 そんな疑問に感じたタイミングを夫は察したのか、『新装版 話を聞かない男、地図が読めない女って本が読みやすいと思うか...

昨今、男女平等や多様性が重視され「男だから」「女だから」という議論は嫌がられます。実際、僕もそうしたものが差別につながるなら反対ですし、性別やその他の特徴ではなく、個々人の嗜好や能力によって評価されるべきだとは思います。

が、どこまでいっても人間は生き物だということも事実。今の僕たちがあるのは、ご先祖様が「男」と「女」(個人的には「オス」と「メス」という方が正確な気がする)というそれぞれの役割を果たし、それぞれが別の目的、役割の中で進化してきたからです。

夫

そう考えると、例えば政治家の男女比率をどうこういう議論は「なんだかなあ」という感じがしてきますね。浮気相手を説得するために言葉を身に付けたオスと、浮気調査の情報共有のために言葉を身に付けたメス。どっちの言葉の方が政治でリーダーシップを取り、自分の意見で周りを説得するのに向いているかは明らか。割と今の政治家比率は生物的に当然のような気もしてきます(こんなことを言うと誰かに怒られそうですが笑)。

本書で書かれているのは個人個人の話ではなく、あくまで人類全体で見た時の傾向です。オスより説得がうまいメスもいますし、メスより情報共有がうまいオスもいるでしょう。

夫

つまり、各論と総論(全体の傾向)はまったく別だということ。本書を読む時、そこを誤解すると大変なことになります。結局、筆者は「男は浮気する生き物だ」なんてことが言いたいわけでも、「女の言葉には説得力がない」と言いたいわけでもありません。実際、女性である筆者の言葉には僕自身、ものすごく説得されてしまいました。

ということで、最後に筆者のスタンスがわかる文章を引用して、賛否両論、喧喧諤諤な議論が巻き起こりそうな本書の紹介を終わりにしたいと思います。

同性の方々の中には、第1章でそろそろ血圧が上昇しはじめ、第二章でついに怒り心頭に発し、急遽このあとがきへと読み飛ばされた方もあるかもしれません。でも、どうにか第三章へお戻り下さい。私は決して男性にコビを売り、彼らに与するものではありません。かといって、女権拡大のために尽力するという者でもありません。私は、いわば人間以外の動物の視点に立ち、この人間に関する本を書いたのです。
引用:浮気人類進化論

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