お金に困らない考え方とは|金持ちフリーランス 貧乏サラリーマン

金持ちフリーランス 貧乏サラリーマン ビジネス・マーケティング
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんにちは。今日は「金持ちフリーランス 貧乏サラリーマン」という本を紹介します。

この本はやまもとりゅうけんさんが書いている本で、過去には「「知っているかいないか」で大きな差がつく! 人生逃げ切り戦略」を出しています。

わたしは前回の本を読んでいないので詳しい内容はわかりませんが、今回の本はより多くの人が手に取りやすく・読みやすくされた本なのかなと勝手に感じています。
今回紹介する「金持ちフリーランス 貧乏サラリーマン」の内容は一言で言えば著者の実体験を基にお金に困らない考え方を教えてくれます。

そもそも、わたしたちが生きているこの世界は資本主義、つまりお金がすべての世界と言われています。
資本主義とは働いたらその労働力に応じて報酬が得られるという制度で、自由に経済活動を行える社会のことを指します。
資本主義の社会ではモノの価格やサービスの内容が市場競争によって変動するため、必然的にお金持ちと貧乏人という経済格差が生まれます。

著者は日本人の一般的な働き方であるサラリーマン・会社員こそが最も貧乏人に成り下がりやすい働き方だと述べています。

…ふざけるなよ、こっちも必死で働いとんねんと言いたくなりますよね。わかります。でもよく考えてみてください。
ここで言われているサラリーマン・会社員は労働基準法により雇用が保障されています。
会社側は使えない社員を雇ったとしても、簡単にはクビにできません。裏を返せばサラリーマン側は一度入社してしまえば安泰ということになります。
会社はこの使えない社員を雇い続ける金銭的リスクを、従業員の平均的な給与水準を下げることでしっかりヘッジしています。つまり、会社というシステムは会社全体の最適化という意味ではよくできていますが、個人の働き方や個人の人生には最適ではありません。サラリーマンが稼げないのは、「使えない社員」の給料を「使える社員」が賄っているからと著者は語っています。

そんな内容からお金持ちになるエッセンスなど、読みやすい文章でわかりやすく教えてくれるのが今回の本。
わたし実はこういう系の本は少し苦手。そんなわたしが普段読まない本を読もうと決意し、大きめの本屋さんへ足を運び、なんとなく気になって手にして、購入。そして読んでみると2時間もかからずスムーズに読み終わりました。おそらく、サラリーマン・会社員の仕組みに疑問を感じている点があったから読めたのだと思います。

そんなわたしもさくさくと読めたこの本の紹介に入る前に、そもそも著者は一体何者なのかを見ていきましょう。

Amazonで購入

やまもとりゅうけん(山本隆玄)さんとは

新卒後プログラマーとして就職したのち、27歳で独立。現在はサイバーエージェント大阪支店等に勤務。
また、独立と同時期に立ち上げたエンジニア向けキャリアハックメディア「RYUKEN OFFICIAL BLOG」は月間500万円超の売上を記録。
さらに、2017年に開設したオンラインサロン「人生逃げ切りサロン」で精鋭メンバーを採用し、コンサル事業ワンダフルライフを立ち上げ、Web制作やIT受託開発を行う。
そして、数々の経験で培ったWebマーケティング・IT技術の知見をもとにビジネスYouTuberとしても活躍中。チャンネル登録者数は2021年1月現在、10万人を記録。

まとめると、やまもとりゅうけんさんは現在、エンジニア・ブログ・オンラインサロン・YouTubeで活躍しています。
YouTubeではこんな動画を上げています。

【2021】副業の未来を予想します【毎年当たってる】


これからのフリーランスや2021年に求められている稼ぐスキルなど、2021年の副業を分析しています。

【保存版】副業の種類と稼ぎ方を徹底解説しました【有料級】


この動画では副業の平均月収やおすすめの副業、副業のカテゴリーなどを解説しています。

ブログやオンラインサロンを運営しているということもあり、まとめ方が非常に上手いです。
今回の本も大きく4つの章に分けて書かれています。今回はわたしが納得できた2つの章をご紹介します。

サラリーマンは「最も理不尽な業務形態」である

こちらは第一章の項目。いきなりハードな見出しでもう働く意欲をなくしそうです。

そもそも、サラリーマンのメリットとは何なのでしょうか。

上の地位(超上位層)であれば、会社の看板をフルに使えるのが大きなメリットです。そこそこの地位で会社に勤めているというだけで、ある程度の信頼を得ることができます。

また、冒頭にも少し書きましたが、日本のサラリーマンは労働基準法で守られているため、どんなに仕事ができなくてもクビにはなりません。言われたことを言われた分だけやり、陰口を叩かれても全く気にしない会社にぶらさがる気満々の人(超下位層)にとってもメリットと言えます。

ここまでをまとめると、サラリーマンは大きく以下3つの層に分類されます。

・超上位層のサラリーマン
└決裁権を持っていて会社のお金や人材を動かせる

・中堅サラリーマン
└世の中の大多数が当てはまり、仕事ができる

・超下位層のサラリーマン
└ただ会社にぶら下がるだけで仕事を頑張る気がない

…残念ながら、何も触れられていない仕事ができる中堅サラリーマンこそが大きなメリットを得ることができていない状況です。

いやいや、ちょっと待ってくれ。サラリーマンは安定しているじゃないかという中堅サラリーマンの方もいらっしゃるでしょう。
ではサラリーマンの平均給与を見ていきましょう。

・1998年度:465万
・2008年度:430万
・2018年度:441万

一時より回復したとはいえ、20年前と比べれば緩やかに下がっています。
そして、2020年に起こったコロナショック。これにより大打撃を受けた企業は多く、社員の給与にも大きな影響を与えました。
給与に対して背負う責任は重く、緊急事態に直面したら給与をあっさり下げられる。こんな状況のどこが安定しているのか、最も理不尽な業務形態じゃないかと著者は語っています。

しかし、この事態によりサラリーマンという働き方を見つめ直せる機会が持てたことも事実。今こそお金について考える時なのだそう。

わたしはこの本を読むまで正社員=安定だと思っていました。正社員であればたとえ給与が少なくとも安定した収入を得ることができます。でもその安定してると思っている収入は(乱暴な言い方になりますが)お荷物な社員の給与を賄っていたんですね。確かに会社は一度雇うとなかなかクビにすることができません。
安定だと思いつつ、コロナ禍なのでいつクビを切られてもおかしくないとは思っています。思っているだけで何もしていないので、いつクビを切られてもいいようにお金についてきちんと考えていかなければならないと改めて気付きました。

まとめるとこの章では、大多数の人がサラリーマンのメリットを味わえていない・安定していると思わされているんだという点を教えてくれています。

「貯金」ではなく「蓄財」に力を注ぐ

こちらは第三章の項目。ちなみに蓄財とは財産をためることを指します。ここではさらに2項目にわけて進めます。

「財を蓄える」という発想を持つ

一つあなたに質問です。

月の手取りが17万円しかなかったら、あなたはお金をどう使いますか?

17万”しか”なかったらという言い方に悪意を感じますがそれは置いといて、この質問に対する一つの回答として「まずいくらを貯金に回すか」と考えるかと思います。
著者からするとそれは間違いで、手取り17万円でいかに生活をするかではなく、17万円しかない状況を抜け出すために自己投資をして自分の価値を高める方に考えていかなければならないのだとか。

貯金は単なる「死に金」。お金がないときの貯金ほど意味のないものはありません。

例えば先ほどの手取り17万円から3万円を貯金するのと3万円を自分の知識に投資するのでは意味が違います。
3万円を貯金したら3万円がそのまま銀行口座に眠り続けるだけですが、3万円を自分に投資すれば、知識・スキル・人脈・影響力といった「財」が自分のもととなり、さらにお金を増やすことが可能です。

「お金を貯める」のではなく、「財を蓄える」。これが「お金持ち」へと転じるためのカギです。

ただし、自己投資にお金をかければかけるほど成果を得られるわけではないのでご注意ください。
高額セミナーやコンサルにお金さえ払えば、あとは自分が何もしなくても手取り足取り教えてくれると考えるような人は、お金持ちのカモにとなってしまいます。

ではここで先ほどの質問に戻ります。手取り17万円で『貯金』か『蓄財』という2択でしたが、コロナ禍の影響を受け、手取り10万円まで収入が下がった場合はどうすればいいのでしょうか。
ここまで来ると貯金する余裕も蓄財する余裕もありませんよね。

著者は固定収入として本業を続けつつ副業としてブログなどを始めて変動収入を得るという方法を取るか、こんなに収入が下がるのであればいっそ仕事を辞めるという方法を取るとのことです。
月収がここまで落ち込んでいる今、正社員だから安泰だと言える状況ではありません。日本では会社を辞めても最低限の生活を保障してくれるので、辞めるという選択も大事だと語っています。

最初はお金を貯金することを考えず、自分への投資をした方が今後に活きるということが学べたら次へいきましょう。

知識を得る方法

お金持ちになるには勉強しろ・蓄財しろとのことでしたが、では具体的にどうやって勉強すればいいのでしょうか?

著者は最短最速で知識を身につける方法として動画コンテンツで効率的に学ぶ方法を教えてくれます。

・倍速で見る(もしくは聞く)
動画で発信者が10〜15分と話している内容は、文字にすると3分もかからずに読める程度。動画の内容を脳にインプットするために等倍で聞くのは時間がもったいないため、2倍速で内容を把握できるようになりましょう。

・学ぶときの用途を切り分ける
勉強したつもりなのに頭に残らないという悩みを抱えている人もいるかもしれません。わたしもその一人です。
例えば、これから動画で稼いでいきたいと考えている人がセールスライティングを勉強したところでさほど即効性はありません。自分が学ぶべきものと学ばなくていいものを分けて考える必要があります。
最短最速で知識を得るためにはまずは一点集中で学ぶものを制限することも大切です。

そして勉強した内容をあなたの頭がどうとらえ・どう響き・それを基にあなた自身がどう考えるのかを言語化し、SNSなどで発信することが大切だと言っています。

わたしは動画を使った勉強がものすごく苦手です。学校で先生に教えてもらいながら黒板に書かれている内容をメモして…という授業形式はそこまで苦手ではなかったのに何でなんだろうと思っていましたが、この本を読んで理由がわかりました。自分が学ぶべきものと学ばなくていいものが区別できていないからだったんですね。
知識を得るために手を出しすぎていることがこの本で明らかになったのは非常にありがたいです。

他にも知識を得る方法として、人脈を増やすため自分より格上の人と会うことの大切さなどを教えてくれますが、現在はコロナ禍でなかなか人と会うことができない状況なので省略させていただきます。

大切なのはお金を自分の知識に変えること

以上、今回は大きく分けて4章ある中のわたし自身が参考になったと感じた2章を抽出し、ご紹介させていただきました。

コロナ禍により幸か不幸かお金について考える機会が増えました。わたしは投資=ギャンブルと捉えていた人間なので、お金の勉強というのは自分自身のためであっても、ものすごくツラい部分が多いです。

今回ご紹介した「金持ちフリーランス 貧乏サラリーマン」は、そんなわたしでも勉強になったなと感じる部分が多くありました。
こういった本って勝手なイメージですが、お金を貯めるにはまず投資しろとか○○しなさいと言っているイメージでした。
今すぐ仕事を辞めてフリーランスになれとか言っているわけではなく、サラリーマンとは何か・現状あるお金を何に使うべきか・知識をどう得るか等をまずは知ることが大切だと教えてくれました。

老後など将来のことを考えて投資するのももちろん大事ですが、現状の給与に満足せず、給与を増やすことに注力することの大切さを学びました。

最後に、この本に書かれていたサラリーマンとフリーランスの違いについて、ご紹介します。

サラリーマンは、安定を求めて「ジリ貧」に陥る
フリーランスは、安定を得ながら「お金持ち」になる

あなたは貧乏人として生きることを選びますか?それともお金持ちとして生きることを選びますか?
この記事を通じて、お金との付き合い方について、考える一つのキッカケになれると幸いです。

ではまた。

Amazonで購入

コメント

タイトルとURLをコピーしました