ディストピアかユートピアか?|テクノロジーが予測する未来

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こんにちは。夫です。

僕はアーティスト活動がバックボーンにあるので、知り合いにもアーティスト活動をしている人がたくさんいます。そして、アート界隈で今一番ホットなキーワードが「NFT」です。僕自身、NFTにはアンテナを張っていてちょくちょく調べたり、ニュースをピックアップしたりはしているのですが、ちゃんと本を読んで体系立てて学んだわけではありません。そこで今回手に取ったのが本書「テクノロジーが予測する未来」です。

本書では「Web3」「メタバース」「NFT」の3つのテクノロジーが、これから世界をどう変えていくのか、すでにどう変わっているのかを教えてくれる一冊。VRやブロックチェーンなど技術的な説明はほとんどありません。僕たちの生活や文化がどう変わっていくのか?という一点にフォーカスされた本です。

ブロックチェーンとかの技術を理解することも大切かもしれませんが、正直、理解しなくても問題ありません。スマホの技術的な仕組みなんて99%以上の人はちゃんと理解していないと思いますが、普通に使っていますよね。そういう意味で、本書はNFTやメタバースの技術面について説明された他の本より、真っ先に読むべき一冊だと思います。

ということで早速、本書の内容を見ていきましょう。本書では「Web3」「メタバース」「NFT」が僕たちの生活、社会に与える変化を「働き方」「文化」「アイデンティティ」「教育」「民主主義」に分けて紹介してくれます。

僕自身が興味を持ち、ちゃんと向き合っていきたいと感じた「働き方」「文化」「アイデンティティ」を中心に取り上げるので、「教育」「民主主義」に訪れる変化を学びたい方はぜひ本書を手に取ってみてください。

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未来を創る3つのキーワード

本書では最初に、未来を創る3つのキーワードを紹介しています。それが既に出ている「Web3」「メタバース」「NFT」ですね。この3つが社会を大きく変えると考えています。

個人的にはここに3Dプリンターを入れて欲しいですね。日本でも3Dプリンターで数百万円で家を建てるベンチャーとかが出てきているらしいですよ。3Dプリンターが各家庭に導入され、家や車なども3Dプリンターでパッと作れる世界において、人はどんな生活、人生設計をするんでしょうね。それはさておき、まずは3つのキーワードを整理しておきましょう。

【Web3】
ブロックチェーンの登場により、ガバナンス、働き方、組織に「非中央集権的」という方向性に進んでいく。個人や団体がウェブサイトを持ち情報を発信するようになった「Web1.0」の時代は、メインプレイヤーがおらず、リテラシーや技術を持つ誰もが平等な非中央集権的な空間だった。しかし、SNSやブログサービスで誰もが情報を発信できるようになった「Web2.0」においては、一部のプラットフォーマーがコントロールする中央集権的な空間になってしまった。
Web3ではDAOなどの新しいムーブメントにより、再び非中央集権的な空間へと戻ろうとしている。
【メタバース】
VR空間で人と交流したりアクションを起こしたりすること自体は新しいアイデアではないが、コロナ禍で一気に「メタバース」というバズワードが浸透した。バーチャル世界で”会う”ことへの身体的、心理的障壁も下がり、VRヘッドセットなどのデバイスも実用に耐えるレベルまで進化が進んでいる。人間が身体性や属性から解放されて活動できるメタバースが当たり前になれば、人のアイデンティティやコミュニケーションが大きく変化することは確実。
【NFT】
NFTによってお金に替えられない価値を可視化できるようになった。「お金に替えられない価値を可視化する」ところに着目すると、NFTはアートやゲームのアイテムだけでなく思いや情熱、信仰心、日々の善行のようなものも価値として扱うことができるようになる。

これらは一つの文脈で語られることもありますが、実際にそれぞれ密接に連携しています。Web3が言われるようになってきたきっかけはブロックチェーン技術の普及ですし、ブロックチェーン技術はNFTの根幹にある技術です。そして、NFTが登場したからこそ、メタバースのように人間の社会生活の多くをデジタル空間に移行できる可能性も見えてきました。

そう思うと、ブロックチェーン技術の基本を作ったサトシナカモトは一体何者なんでしょうね…彼が生み出した暗号化技術、デジタルで取引を安全かつ円滑に行う技術が、これからやってくる未来の基盤になっています。

インターネットが誕生して、約半世紀。世の中に普及して20年余り。ほとんどの人にとって、「インターネットなしの生活」はもはや、考えられないでしょう。
Web3、メタバース、NFTも、そうなっていく可能性が高い。「これがない時代があったなんて信じられない」「これを使いこなせない人はすごく困る」というほどの劇的な変化が、いま、新たに起ころうとしているのです。
<中略>
大変化の波は、あらゆる領域に及びます。誰も、逃れることはできません。その大変化とは、いったいどのようなものか? それをわかりやすく解明するのが本書です。
引用:テクノロジーが予測する未来

この変化を視覚的にしたものが、次の画像です。

引用:テクノロジーが予測する未来

プロトコルレイヤーとはコンピューター同士が通信を行う際の仕組み(インフラ)で、アプリケーションレイヤーはそのインフラを使って提供されるサービスです。これまではGAFAなどに代表されるアプリケーションレイヤーが圧倒的に強かったですよね。

Twitterで築き上げた信頼や人間関係を、そのままInstagramに持っていくことは不可能でした。Twitterで過去に行った大量のツイートも、Twitterがサービスを停止すれば全てなくなります。
しかし、Web3では、プロトコルレイヤーと呼ばれるインフラの力が相対的に増します。例えばNFTの場合、取引を行うのは「OpenSea」や「ADAM」「LINE NFT」などのアプリケーションレイヤーですが、取引の記録を行うのはブロックチェーンです。つまり「OpenSea」で買ったNFTアートを、「ADAM」や「LINE NFT」で販売することもできます。

当然、「OpenSea」がサービスを終了しても、取引の記録はブロックチェーンに記録されたままなので、自分が買ったNFTがなくなるわけではありません。

これがプロトコルレイヤーの力が相対的に強くなるということであり、Web3が「非中央集権的」と呼ばれる理由です。

とは言いつつ、個人的には中央集権的になるのは避けられないような気もします…プラットフォームが「他で取引できない」ってプログラミングすればできなくなる仕組みもありますし…それに、NFTアートならともかく、メタバースで使うアバターのファッションアイテムNFTならどうなるんでしょう。世界観やキャラクターデザインが全然違うのに、本当にプラットフォームに依存せずに使えるのだろうか…?

メタバース(ホライゾンとサンドボックス)のアバター。この世界観の違いで、本当に非中央集権的な取引が可能…?

また、本書ではWebサイトを見て「読む」ことがメインだったWeb1.0と、SNSやブログを通じて情報を「書く」ことがメインだったWeb2.0と比較して、Web3は「参加する」ことがメインになると言います。

NFTを使ったDAO(分散型自律組織)が注目されていますが、DAOはNFTを会員証や報酬として使った小規模なプロジェクトです。

ブロックチェーンの本質は改ざんできない記録を全ての人が参照できることです。もちろんブロックチェーンを使ったNFTの取引履歴なども改ざんはできず、誰でも参照することができます。

つまり、DAOの魅力は「自分がこのプロジェクトに参加している」ことが誰が見ても明らかになることで、プロジェクトへの貢献に応じてNFTをプレゼントするようなDAOであれば、「自分がどれだけ貢献してきたか」も明らかになることです。

NFTアートも多くが数量限定のシリーズものですよね。アートそのものの価値より、アートを保有することを証明し、保有している人だけのコミュニティに参加できることが、NFTアートの価値の大部分を占めているように思います。

ここまでざっくりと本書の序章を紹介してきました。個人的には「そんなにスムーズに進むかな?」と疑問に思う部分もありましたが、大きな方向性として、「Web3」「メタバース」「NFT」が浸透していくのは間違いないと思いますし、この変化がインターネットの登場と同じくらい、僕たちの生活や価値観に変化を与えると思います。

ということで本書の本題、実際にどんな変化が起こり、どう対応していけばいいのか?を見ていきましょう。まずは「働き方」に訪れる変化からです。

DAOによって変わる働き方

働き方を大きく変えるのは「DAO」と呼ばれるクリプトエコノミー(暗号資産による経済圏)のプロジェクトです。
DAOは、特定のNFTを持つ人だけが参加できるコミュニティで、そのなかでさまざまなプロジェクトが進行します。例えば「〇〇ゲームを作ろうDAO」があれば、そのゲームを作りたいと賛同した人が、そのDAOが発行するNFTを手に入れ、参加します。そしてゲーム作りに貢献した人には、追加のNFTが渡されたり、既存のNFTに記録として追加されたりします。それが最終的には、ゲームが完成したときのレアアイテムと交換できたり、ゲームの収益の一部をもらう権利になったりするというイメージです。

DAOが注目されている理由は、株主、経営者、従業員のような、従来の資本主義社会にありがちな構図が存在しないことです。起業や株式に関する複雑な手続きもありません。
誰かが「これやりたい!」と言い出し、NFTを発行し、賛同者が集まればDAOとして機能します。なので、近ごろ問題になっている投資家と従業員の格差是正や、性別や社会的地位による格差も是正できると期待されています。

「投資家優位という構造はない」「労働者は存在しない(主体的に働く個人がいるだけ)」というのが、DAOのそもそものアイデンティティの1つであることから、ある種の自浄作用が働くはずです。
<中略>
資本主義の課題であった構造的不平等は、テクノロジーの進歩によって、いま、一気に解決に向かっているところなのかもしれません。クリプトエコノミーならば、たとえば不平等を是正する「富の再分配」を行うようなスマートコントラクトを取引に埋め込むことも可能です。
引用:テクノロジーが予測する未来

個人的には、DAOが働き方のメインストリームになったり、格差是正を実現したりは難しいんじゃないかな…と思います。本書でもDAO参加者が受け取るNFTの売却益を「自社株による売却益」のようなものと表現しているように、本質的には株式会社と変わらない気がします。

株式会社も本質的には、株式の持分に応じて平等な仕組みです。DAOも持っているNFTに応じて平等なので、株式がNFTに変わっただけで、資金力のある人がDAOの中で強い権利を持ったNFTを買い占めてしまえば、大株主のように振る舞うこともできるはず。

引用箇所で触れられている自浄作用も、いい企業には普通にあることですし、富の再分配を仕組みとして取り入れることも、株式会社では法律レベルで取り入れることができます。なので、本質的な格差是正にはならないでしょうし、たとえば工場建設に200億の資金が必要、みたいなプロジェクトはDAOより既存の融資や株式の仕組みの方が適しているように感じます。

といっても、DAOは非常に面白い仕組みなので、一定レベルまで普及すると思います。クラウドファンディングみたいに「応援したい!」が重要な場面ではDAOが活躍するでしょうし、アーティストの制作活動とか単発プロジェクトでは活用の幅が広がりそうです。

しかし本書を読んでいて一番感じることは、DAOは「平等であって公平ではない」という点です。DAOはNFTを持っている人が参加できるコミュニティで、NFTを持っている人がどういう人なのかは考慮されないという点で非常に平等です。性別や経歴、障害の有無にかかわらず、そのコミュニティで貢献すれば報酬がもらえます。

でも、性別や障害の有無にかかわらないことが本当にいいことなのかは微妙です。例えば育児休暇などの制度を導入することはほとんど無理でしょう。女性であること、妊娠中であることなどを考慮すると、DAOの基本理念である誰もが平等に参加できる、貢献した人には貢献に応じた報酬が手に入る、というところから外れてしまいます。

僕はDAOについて読んで、考えたとき、この図を思い出しました。左側は平等です。DAOの世界観ですね。右側は考え方によっては差別的ですが、公平です。どっちの世界を望みますか?

DAOでイメージした平等だけど公平ではない社会

カタチのない価値に参加する文化が生まれる

続いては「文化」です。本書ではNFTによって「本物であること」の価値が増すと言います。

たとえば、ここに2つのお守りがある、と想像してみてください。1つは神主さんがお祓いしたお守り。もう1つはお祓いされていないお守り。この2つは、物理的には同じ素材、同じデザイン、見た目は全く同じです。しかし信仰心のある人なら、前者しか欲しくないでしょう。
これが代替不可能性、ノン・ファンジブルの意味するところです。そして、そんなノン・ファンジブルな価値を持つものだという情報を乗せて発行されるのがNFTであり、その情報の信憑性を担保するものがブロックチェーンです。
引用:テクノロジーが予測する未来

わかったようなわからないような、、という印象です。お祓いのような精神的価値は「ブロックチェーンに記録されているから」という理由で納得するんでしょうか…お祓いしているということに価値を感じる人は、自分の目の前で、自分のためにお祓いしてほしいと考えそうなものですが…

しかし、この「本物であることの証明」に価値が付くのが、これからやってくる未来です。この「本物」ということは、買うものに対してだけ言えるものではありません。「自分自身」も本物であるかどうかで価値が左右されてしまいます。

どういうことかというと、例えばチケットのNFT化。これはすでに実例がありますが、チケットをNFTとして販売し、諸事情でいけなくなった人が他の人に譲りやすくする試みです。しかし当然、こうした取引履歴はすべてブロックチェーンに記録され、誰もが参照できます。
つまり、毎回チケットNFTを転売している人は、本物のファンではなく、偽物のファンであることが誰から見ても明らかになってしまうんです。

これはNFTアートでも同じです。値上がりしそうなものに飛びつきまくっている人は、ただ投機をしているだけで、アーティストのファンではないことが一目で分かってしまいます。それ自体はいいことだと思いますが、”全ての取引記録が改ざんできず、誰でも参照できる状態で開示される”っていうのはちょっと怖いですね。

複製可能なデジタルアートには、そもそも”オリジナルとコピー”という概念がない。仮に作者が100個のコピーを作って売ったら、100人が同じ作品を持つことになる。そう考えると、デジタルアートとは、その作品がオリジナルなのではなく、”その作品に触れるという個々の経験”がオリジナルなのであり、その意味でデジタルアートは多分にパフォーマティブなものだと思う。
引用:テクノロジーが予測する未来

この引用にあるように、NFTによってアートの価値も大きく変わっていきそうですね。鑑賞して楽しむというより、その作品を持っているということに価値がある。僕と妻はよく美術館に行きますが、そういう楽しみ方も文化として変わっていくのかもしれません。

ブロックチェーンは究極のデジタルタトゥーか?

次は「アイデンティティ」です。アイデンティティとは、自分とは何か?という人生において最も重要な要素ですよね。このアイデンティティが、メタバースが浸透した未来では大きく形を変えます。

まず、一番大きな変化が身体性からの解放です。メタバースの中では性別も年齢も障害の有無も、民族や人種も、一切関係なく、デジタル上のアバターとして活動します。これまで、年を取って体が衰えたら、年寄りのアイデンティティを持つ必要がある、といった具合に、アイデンティティの大部分はこうした身体性によって制限されていました。

それが一切なく、活動できるのがメタバース(メタ=超越した、バース=世界)です。

この変化は大きいですね。個人的には、人間が身体性を省いたアイデンティティを構築できるのかは疑問ですし、できたとしてもやらない人も多いと思います。自分の体に気に入らない点はいくつもありますが、それを含めて”自分”ですから。まあこれは五体満足で人種差別も受けたことがない立場の意見なので、今現在、身体性のアイデンティティによって弱い立場に追いやられている人にとっては、大きな希望なのかもしれません。

そしてもう一つ、タバースでの行動がブロックチェーン上で可視化されるという特徴から、大きな変化が予測されています。すでに紹介したようにブロックチェーンは改ざんできず、誰もが参照できる証拠です。
つまり、過去メタバース上で、NFTアートを転売しまくっていたことも、反社会的なDAOに所属していたことも、全て参照できるということ。メタバースはもう一つの世界として、社会活動(仕事や人間関係の構築)まで行う場所になる予定です。

当然、メタバース内での活動が記録されたブロックチェーンは、人物評価に直結します。

なので本書では「複数のアバターを使いこなし、その場の文脈に沿った自己をマネジメントして存在するようになるだろう」と言います。

その場のコンテクストに必要な情報だけを、アイデンティティに紐づけることも可能です。あるゲームの場では「ゲーム世界の住人」としての自分の情報だけ、投資の場では「投資家」としての自分の情報だけ、婚活の場では「誰かのパートナー候補」としての自分の情報だけを開示する、というように。
裏を返せば、その場のコンテクストに必要ない情報は伏せたまま、存在できるということです。あるゲームの場では、大人、子ども、王族、一般市民などに関係なく、そのゲームの住人として、その世界観のなかでの成功を目指すことができる。要は、現実世界の属性からの解放です。
引用:テクノロジーが予測する未来

これはどうなんだろう、、という気がしますね。プライバシーを考慮して紐づけるデータを選別できるなら、人物評価として機能しないのでは…?でもメタバースでは身体性を省き、メタバースでの活動に基づいて平等に評価されるべきだから、この履歴以外に人物評価に使えるものは少ない…

いずれ訪れる変化。早く体験したもの勝ち

ということで今回は「テクノロジーが予測する未来」を紹介しました。

僕はテクノロジーや未来に楽観的なタイプですが、最後のメタバースにおけるアイデンティティマネジメントは、ちょっとディストピア的な未来を想像してしまいました。全ての行動履歴が改ざんできず、誰からも参照できるようになったとき、本当に好きなもの、やりたいことを躊躇せずできるんでしょうか…

しかし本書を読んで分かったことは、「Web3」「メタバース」「NFT」という未来を創る3つのキーワードは、未来のものではなく、すでに進んでいるということです。

今回は取り上げませんでしたが、「教育」や「民主主義」では、公的機関や自治体がNFTなどを活用している事例も紹介されています。新潟県長岡市にある山古志地域では、地元の特産物の錦鯉を使ったNFTアートを発行し、「デジタル村民」になれる「デジタル住民票」を発行して、「デジタル村民選挙」による投票も可能なのだそうです。

「インターネット、よくわからん」と言っていた人が、今の社会で活躍するのが難しいように、「NFT」や「メタバース」についてもよくわからん!という態度だと、置いていかれるのは間違いないと思います。

といっても、インターネットも30年前に想像されていたものとはかなり違う形で普及し、活用されています。なので、本書で書かれている未来がそのまま訪れる可能性はそんなに高くないんじゃないかなと思います。

結局、僕たちはこれからの未来にどう備えておけばいいのか。僕は単に「知っておくだけ」「関わっておくだけ」で十分だと思います。僕は仕事でインターネットを使っていますが、インターネットの仕組みを深く理解しようと努力したことはありません。最初にも言いましたが、スマホの技術的な仕組みを知らずに使いこなしているように、NFTやメタバースの仕組みを知らなくても、それが重要になった時代に活躍することはできるはずです。

本書で紹介しているのが、好きなNFTを1つ買ってみることです。NFTを買うには多くの場合、仮想通貨のウォレットが必要ですし、買う過程でNFTとはなんなのか、ブロックチェーンとは何が凄いのかをなんとなく理解できます。その程度で十分。メタバースやWeb3もブロックチェーンを基盤にしています。なので「NFTを買う」というのは大袈裟にいうと、これからやってくる未来を少し体験してみることになるんです。

20年、30年前、人よりちょっと早くパソコンを買ってみた。そんな人が、この20年、30年大きく活躍しました。今、NFTをちょっと買ってみた。そんな人がこれから20年、30年活躍していけるのかもしれませんね。

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この記事を書いた人

かれこれ5年以上、変えることなく維持しているマッシュヘア。
座右の銘は倦むことなかれ。

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