実際に揃えた【ライブ配信の必須機材5選】オーディオインターフェース、マイク他

実際に揃えた【ライブ配信の必須機材5選】オーディオインターフェース、マイク他 その他
ライブ配信の配線図:オーディオを2台使って、一度PCを通した音をスマートフォンのライブ配信に出力
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こんにちは。夫です。

夫

今日は珍しく、本の記事ではなく音楽の記事。ここ数年大きく注目を集めたライブ配信で必要な機材について書いていきたいと思います。

というのも、僕は趣味で音楽活動をしているのですが、2020年からのコロナ禍で思うように音楽活動ができず、ライブ配信をメインにやっていた時期があるんですね。今もライブハウスや自宅からのライブ配信はちょくちょくやっています。
で、最初に困ったのが機材。宅録とか、家で楽器を弾くための機材と、ライブ配信に必要な機材って微妙に違うんですよね。なので僕が自分でライブ配信をするために、実際に揃えた機材を紹介していこうと思います。

夫

多くのバンドマンにとってコロナ禍は大きなダメージになりました。でも芸術、アートって困難に出会った時ほど進歩するんですよね。僕も個人的にはコロナ禍は多くのバンドマンにとって新しいチャンスが生まれた時間だと思っていますし、その進歩した一つがライブ配信だと思っています。

ということで、まずは夫が趣味のバンド活動で実際に揃えて使ったライブ配信機材、セッティングを紹介します。

ライブ配信で実際に使った機材とセッティング

ということでまずは僕が実際になにをやりたくて、どうやってやったのかを簡単に紹介します。

【やりたいこと】
自宅でのギターの演奏・練習風景+トーク配信。ガレージバンドでドラムパターンを作ってそれを流しながらギターセッションしたり、作曲やリズム練習とかも配信したい。席を外す時は自分たちの音源を流しておきたい。欲をいうと、ライブ配信の度接続を変えるのは面倒なので普段使いもできるようにしたい。

ということで、方法がないかいろいろ調べてみました。でもほとんどの人がギターとマイクをオーディオインターフェースに直接つないで、スマホに出力しているみたいです。弾き語り配信とかだとこれで良いのですが、僕がやりたいのはちょっと違います。BGMも自由に出したいし、セルフセッションがしたいので、PCを通す必要があるんです。
ということでいろいろなオーディオインターフェースを見ていたのですが、ほとんどの機材でPCにイン・アウトする端子とスマホにイン・アウトする端子が同じ。いわゆるType-Bというやつです。

夫

僕はKemperというギターアンプを使っていて、それをちゃんと使うにはPCと繋げる必要があるんですね。それにキーボードも弾きます。なのでやはり一度オーディオインターフェースでPCに送って、PCから出力される音をスマホに出さないといけない。でもその辺を1つのオーディオインターフェースで完結させるのが難しかったんです。

ちなみにPCのイヤフォン端子からスマホに繋いでも、スマホはそれを入力とは認識してくれませんでした。オーディオインターフェース側でも同様。オーディオインターフェースのイヤフォン端子やスピーカーアウトからスマホにつないでも認識してくれません。

ということでオーディオインターフェースを2個無理やりつないでやることにしました。使っているオーディオインターフェースは「YAMAHA AG06」と「Roland DUO-CUPTURE EX」です。

実際に揃えた【ライブ配信の必須機材5選】オーディオインターフェース、マイク他

ライブ配信の配線図:オーディオを2台使って、一度PCを通した音をスマートフォンのライブ配信に出力

ざっくり配線図を書くとこんな感じになります。
まず「Roland DUO-CUPTURE EX」にギターをイン。PC出入力用の端子からiMacに接続。iMacから返ってくる音をスピーカー端子から「YAMAHA AG06」にイン。「YAMAHA AG06」にマイクもイン。「YAMAHA AG06」からiPhone、スピーカー、ヘッドフォンにアウト。

こうすることで、スマホでライブ配信した時にユーザーが聴く音は、iMacから出力された音とマイク。iMacから出力される音にはギターの音も入っています。これでガレージバンドを使いながらギターの弾いてみた的な動画はもちろん、その場で作ったドラムとのセッション、弾いた音を再生したり、トーク中はBGM流したりできるようになりました。

ライブ配信用の配線:オーディオインターフェースを2つ繋いでかなり煩雑に。使用しているインターフェースは「YAMAHA AG06」と「Roland DUO-CUPTURE EX」

ライブ配信用の配線:オーディオインターフェースを2つ繋いでかなり煩雑に。使用しているインターフェースは「YAMAHA AG06」と「Roland DUO-CUPTURE EX」

実際に繋いでる感じはこんな感じ。大したことしてるつもりはないんですが、ライブ配信のために結構複雑になりました。

夫

これ一台でできるオーディオインターフェースがあれば絶対買うんですけどね…気のせいかもしれないですが、安物のオーディオインターフェースを2つもつないでるから若干音質が落ちた気も…なにより配置換えとか繋ぎ変えの時がめちゃくちゃ面倒臭い…

このセッティング、良かったら参考にしてください。僕が自宅からライブ配信をするために使っていたセッティングで、今思えばもっと効率的な繋ぎ方があるんじゃないかなとも思います。現在はオーディオインターフェースを買い替えた&当時ほどライブ配信をやらなくなったので変わっています。

ここからようやく本題、バンド演奏のライブ配信に必要な機材です。

バンド演奏のライブ配信に必要な機材

ということで、バンドでライブ配信する時に必要な機材を紹介していきます。僕たちは2020年から2021年前半まで結構ライブ配信をしていました。結構手探り状態で毎回微妙に機材を変えたり、繋ぎ方を変えたりしていた記憶があります。

最近はライブハウスでプロのスタッフがセッティングしてくれた状態でライブ配信をすることが多いので、この1年ほどは新しいセッティングを試していません。なので「これがバンド演奏のライブ配信に最適な機材・セッティング」というわけではなく、当時僕たちが試行錯誤していたもの。今ならもっと良い配信機材やセッティングがあるかもしれません。

オーディオインターフェース

まずはオーディオインターフェース。ライブ配信アプリのほとんどはスマホで配信します。PCでできるライブ配信アプリもありますが、SHOWROOM、17ライブ、ポコチャ、楽天ライブ、その他もろもろ、スマホでの配信を基本に作られています。
なので、スマホに音を飛ばしやすいオーディオインターフェースが必要なんですが、オススメ機材は2つです。

夫

2020年はまだライブ配信も発展途上だったのですが、最近はPCアプリを使って配信できるものも出てきています。それらを使えば大体どんなオーディオインターフェースでも問題なくライブ配信できるんじゃないかなと思います。

YAMAHA AG06

コロナ禍が始まってライブ配信をやるために真っ先に購入したのが「YAMAHA AG06」。17ライブで公式に推奨されていた機材だそうです。前述の通り、僕がやりたいことを家でやるにはもう一つオーディオインターフェースが必要でしたが、普通にバンド配信なら十分です。

スタジオ、ライブにあるミキサーから音飛ばしてもらってキャノン端子でチャンネル1か2にイン。全体のバランス聴くためにノイズキャンセリングのついた有線ヘッドフォンがあればベスト。

つまり音作りはスタジオにあるミキサーとか、ライブハウスのPAさんにお願いして、YAMAHA AG06では音量のコントロールのみ行うという形式ですね。スタジオにライン録音機材があれば、PADスイッチをオンにして調整してライン音質でライブ配信ができます。

YAMAHA AG06のインは全部で6種類あって、コンデンサーマイク入力も可能なチャンネル1、ギター、ダイナミックマイク用のチャンネル2、キーボード用にLRが分かれているけど別々に使うこともできるチャンネル3、4、それからCDとかの外部入力に使えるLRに分かれたチャンネル5、6です。

夫

もちろんLRに分かれてしまうけれど、例えばチャンネル1にボーカル、2にドラム全体、3、4をギター、ベース、5、6にMC用マイク、という使い方もできなくはない。ただまあこの数ならミキサーから一発で飛ばした方がやりやすいと思います。

僕がYAMAHA AG06を選んだ理由は、ライブ配信向けの機能がついていることが一つと、Cubase AIがついてくるからです。新しいオーディオインターフェースを購入したので現在YAMAHA AG06は使っていませんが、Cubase AIは今も重宝しています。本気でミキシングとか作曲活動するならともかく、バンド用にデモ音源を作るくらいであればCubase AIで十分な機能があります。

Roland ローランド/GO:MIXER PRO

続いて、Rolandの「GO:MIXER PRO」。
これはまさしく配信用に作られたオーディオインターフェースで、スマホ立てが付いています。公式サイトでも「高音質動画でビュー数・フォロワー数アップ!」と書かれていて、配信向けに作られてることがわかります。
正直、YAMAHA AG06とだいたい似たようなオーディオインターフェースですが、最大の違いは電池駆動する点です。YAMAHA AG06は5VアダプターかPCからの供給なので、配信用にスマホにつないだ場合はアダプターによる電源供給が必須。一方、GO:MIXER PROは単4電池4本で動きます。

入出力については9in2outとYAMAHA AG06よりも多いですね。入力がコンデンサーマイク用のものと、ダイナミック用のものが1つずつ。ライン入力が2つ。ギター、ベース用に1つ、キーボードなど用にLRに2つ。で、入出力を兼ねたミニUSB。出力はミニUSBの他に1つ。ヘッドフォンを付けたらスピーカーに出せないのは普段使いとしては微妙かもしれません。ライブ配信に特化しているので、家でも使うことを考えると結構不便な仕様です。

ということで、いろいろ調べた結果、ライブ配信向けのオーディオインターフェースはこの2つがおすすめです。

夫

個人的な感想としては、バンドとしてライブ配信に加え、家での利用も考えるならYAMAHA AG06に軍配が上がります。電池駆動やスマホスタンドにどこまで価値を感じるかですが、ライブ配信だけで考えてもYAMAHA AG06の方が良いように思えます。実際に使っているからかもしれませんが。

ということで次のライブ配信必須機材は、配線類です。

配線類|Lightning変換やキャノン端子

配線類|Lightning変換やキャノン端子

まずどんなオーディオインターフェース使おうと、スマホで配信するならスマホに対応した変換端子が必要です。Androidなら直挿しできるものもあるでしょうが、iPhoneのLightningとかiPadのUSB Type-Cの場合、だいたい変換端子が必要。長時間やるなら、オーディオインターフェースから音を飛ばしながら充電する仕組みも欲しいですね。

ということでiPhoneユーザーにオススメなのが「Lightning -USBカメラアダプタ」です。いろんなやつがありますが、USBとLightningの2つつなげられるやつがいいと思います。

夫

Lightningからイヤフォン端子に変換するケーブルもあった方がいいと思います。これあると、休憩中に他メンバーのスマホから自分たちの音源流しといたりといったことができるので。

次にキャノンケーブル。大体のスタジオには常備されていると思うんですけど、短いのしかなかったりという場合もあると思うんで、持っておくに越したことはないと思います。
そんなに高いものではないので、2本持っておくといいと思います。スタジオのミキサーからLRで2チャンネル出してオーディオインターフェースも2チャンネルで受けてあげた方が、細かく音のバランス整えれると思います。

できれば欲しいノイズキャンセリングヘッドフォン

できれば欲しいノイズキャンセリングヘッドフォン

ライブ配信の課題は、ユーザーが聴いてる音を自分たちで聴けないというところです。バランスが悪くても、音が出力されていなくても、ユーザーからコメントで指摘されないと気づきません。
スタジオにマイクを立てて音を録るならある程度イメージできますが、ミキサーから飛ばす場合は実際に自分たちが演奏して聴いてる感じと、ユーザーに届いてる音のバランスは全く違うわけです。
なので、ノイズキャンセリングヘッドフォンをオーディオインターフェースにつないで、どんなバランスで聴こえてるか確認した方がいいです。

夫

メンバーの誰かが外に出て実際のライブ配信を聴いてもいいんですが、一人抜けてる上に、バランス整える前の状態を配信するのは避けたいところですよね。スタジオで演奏しながらライブ配信の音が聞けるくらいしっかりしたノイズキャンセリングが欲しい。まあ最近のノイズキャンセリング機能は優秀なので、そこそこの値段を出せばなんでも良いと思います。

スマホスタンド

ライブ配信でかなり重要なのがスマホスタンド。スタジオでバンド演奏を配信する場合、ドラムのキックなど低音でめちゃくちゃ揺れます。そこら辺に置いとくとか、安物のスタンド使うのは避けた方がいいです。
オススメは僕自身も使っている「AKEIE タブレット スタンド」です。まず土台がバネで挟むやつじゃなくて、グリグリネジで締めるタイプ(クランプ式というらしい)なので、一度つけたら簡単には動きません。かつ可動域がかなり硬いので、ドラムでのキック踏んでもそうそう動きません。
安物は注意が必要です。土台がぐらぐらするし、スマホの重さにも耐えれないほど柔らかいものもあります。あと、一見強そうなバネ関節タイプも安物はドラムの振動に弱かったりします。

スマホ用三脚とかが一番安定すると思いますが、望んだ通りの画角にするのが難しかったりします。

夫

これも実際にスタジオで使ってみて思った位置に固定できないとか試行錯誤を繰り返していました…とりあえず「AKEIE タブレット スタンド」を使えば間違いないと思います。リンクしているのは僕が実際に購入したスマホスタンドです。

 

ライブ配信でも生音を聴かせたいならマイク

ライブ配信でも生音を聴かせたいならマイク

ミキサーから飛ばした音ってなんかしょぼかったりしますよね。まあ、あれもプロの専門職がいる領域ですから、素人がいい感じにしようと思ってもなかなかうまくいきません。
そこで、オススメの方法がミキサーから飛ばした音で基本を作りつつ、バンド全体の生音を別マイクで録って、臨場感をプラスする方法。
つまりオーディオインターフェースの1チャンネルにミキサーの音を入れて、チャンネル2で全体の音を入れる。うまくバランスを取れば聴こえて欲しいところはしっかり聴こえつつ、ライブっぽい雑味や臨場感を出すことができます。

この場合は細かなニュアンスが伝わるコンデンサーマイクよりも、全体の迫力がざっくり取れるダイナミックマイクの方が適していると思います。僕がスタジオでライブ配信をした時はスタジオに備え付けのマイクを使いましたが、個人的には「SHURE MV88」は使ってみたいです(これはコンデンサーマイクですが)。
ただスマホに直挿しなので、これまで説明してきたライブ配信の環境で使おうと思うとLightningのメスからステレオプラグに変換するケーブルが必要になりますが、スマホで演奏を録る専用のマイクなので期待できそうです。

夫

あと間違いないのはSHUREのダイナミックマイク「SM57-LCE」ですね。ライブ、レコーディングでよく使われるやつなので、バンド演奏を録るのに適してないということはないでしょう。

 

ライブ配信で趣味を加速させよう!

ということで今回は、2020年から注目を集めるライブ配信について、僕自身が実際に揃えた機材や、こうすればうまくいくんじゃないかなというおすすめ機材を紹介しました。

夫

ライブ配信機材を揃える最大の魅力は、セッティング・機材さえ確立させたらいつでも簡単にライブができること。ライブがしにくくなった一方で、ライブ配信でファンとコミュニケーションしやすくなったバンドマンも多いと思います。

2020年にライブ配信を始めた頃は「YAMAHA AG06」と「Roland DUO-CUPTURE EX」2つのオーディオインターフェースを繋いでやっていましたが、今は「SSL 2+」を使っています。ライブ配信に最適な機材ではないですが、宅録においては最適な機材だと思うので、また宅録向けオーディオインターフェースの記事を書いてみても面白いかもしれませんね。

夫

ちなみにこの記事は夫が別名義で運営していた音楽メディアで1年半前くらいに書いた記事を編集して載せています。ちょっと情報が古い部分があるかもしれませんし、新しい機材も出てきていると思うので、ぜひ今回の内容を参考にいろいろ調べてみてください。

 

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