スピリチュアル?成功哲学?|成功している人はなぜ「お清め」をするのか?

自己啓発
スピリチュアル?成功哲学?|成功している人はなぜ「お清め」をするのか?
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こんにちは。夫です。

「今日はちょっと面白いタイトルの本を紹介します。その名も「成功している人は、なぜ『お清め』をするのか?」です。」

本書は経営コンサルタントの桑名正典さんが書かれた、タイトル通りお清めの本、と思ったら大間違い。思ったより本質的な「成功法則」が書かれていました。

ちなみに僕はお清めしたことがありませんし、お清めに効果があるとも思っていませんでした。でも僕が過去に読んできた成功哲学の本や無意識に実施していることが「お清め」と同じような効果があったんだ、と面白い発見がありました。挿絵もたくさんあってすごく読みやすい本ですよ。

ということで早速本書の内容を見ていきたいと思います。「お清め」の本ではなく、もっと本質的な成功哲学の一つとして、僕自身が納得できた部分、普段の生活や仕事で意識していこうと思った部分を紹介していきます。

「成功している人は、なぜ『お清め』をするのか?」の著者、桑名正典さんは株式会社パーソナルリンクの代表を務める経営コンサルタントです。2007年から波動を使った経営コンサルタントとしてさまざまなサービスを展開し、年間7万人以上の人をお清め(浄化)されています。
本書ではそんな桑名正典さんがなぜ成功している人ほどお清めするのか。一見スピリチュアルなものに意識を行き渡らせるのか。そして僕たちがそのメソッドを取り入れるにはどうすればいいのかを教えてくれています。

お清めの経営コンサルティングってすごいですね…でも侮るなかれ。経営者は無駄なことにお金を使いません。桑名さんに依頼がいくということは、それがビジネスの成功に効果的だからです。

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あなたの現実はあなたの波長が創る

お清めの話の前に、波動、波長について話しておきましょう。本書ではタイトルに「お清め」と書かれていますが、本質的なメッセージはお清めではないと思います。僕たちの行動、判断の多くが波動、波長に左右されているというのがコアなメッセージです。お清めは、波動、波長をよくするための方法の一つです。

「あの人ととは波長が合う」

そんな言葉を使ったことがあると思います。波長というのは波のことですね。人に限らず、モノ、情報、土地、建物などあらゆるものが波長を持っています。

そして僕たちは無意識のうちに波長が合うものを選んでいます。もしくは、無意識のうちに周りの波長に合わせています。

これはなんとなく感覚としてわかりますね。僕は社会人一年目、初めてのボーナスで欲しくもないのに「社会人だから…」という理由でちょっと高い腕時計を買いました。見た目はかっこいいし、良いものだということはわかるんですが、なんかつけようという気持ちにならなかったんですよね。当時の僕とは波長が合わなかったんでしょう…

31歳で億万長者となったコンサルタント、ジム・ローン氏の有名な言葉に「あなたは、最も一緒に過ごす時間の長い5人の友達の平均になる」というものがあります。これも波長が実際に存在することを裏付けるものかもしれません。確かに、自分の状況が変わると付き合う人も変わりますし、付き合っているうちに行動や発言が似てくることはよくありますよね。

つまり、自分が「A」という波長を持っているなら、「A」の波長を持った人間関係に囲まれ、「A」の波長を持った家に住み、「A」の波長を持ったモノに囲まれて、「A」の波長を持った言葉を使い、「A」の波長を持った考え方をする。
一方、もし自分の周りが「B」の波長を持った人間関係に囲まれ、「B」の波長を持った家に住み、「B」の波長を持ったモノに囲まれていたら、自ずと「B」の波長を持った言葉を使い、「B」の波長を持った考え方をして、自分自身の波長も「B」になっていくということ。

スピリチュアルな雰囲気がありますが、冷静に考えると確かにその通りだとわかります。例えば、検索結果もSNSのタイムラインも自分好みに自動でカスタマイズされていきます。つまり「A」という認識で検索エンジンやSNSを使えば使うほど、目に入ってくる情報も「A」に偏っていくということ。すると当然、自分の考え方や価値観はどんどん「A」に偏っていきます。これはプログラミングによるものですが、波動を数式化したものだと言えるかもしれませんね。

波動に影響を与える状態と行動

最近、生きづらい世の中になったなーと感じている人は多いと思います。ネット上では異なる意見を徹底的に叩き合う風潮があり、一昔前の「炎上」より暴力的になった気がします。

例えばワクチン打つ・打たない、などコロナ対応にはものすごい分断があります。打ちたくない人は徹底して打たないし、打つ人を非難します。一方、打つ人は打たない人を人間じゃないかのように非難します。冷静に眺めるとどちらも馬鹿らしいくらい偏っています。

本書を読んで、これも波動の影響かな、、と思いました。「ワクチンは打つべき!」と考えると、その波動が出ます。するとその人の周りには同じ波動を持った人、情報が集まってその意見が強化されていき、「ワクチンには危険性もあるんじゃないか?」という情報は波動が違うのでシャットアウトされてしまいます。

インターネットでは興味のある情報ばかり集まる「エコーチェンバー現象」というものがあります。本書では言及されていませんが、僕はこれが波動の典型例だと思いました。現代の方が、波動の影響力を強く認識しないといけないのかもしれませんね…

ということで、僕たちの波動に影響を与える「4つの状態」と「3つの行動」をみていきましょう。

    【波動に影響する4つの状態】

  • 身体…体調が悪いと悪い波動が出て、体調が良いと良い波動が出る。体調だけでなく表情や服装によっても波動は影響される。
  • 心…ネガティブな心境では悪い波動が出る。ネガティブな感情を吐き出し、ポジティブになると良い波動が出る。
  • エネルギー…目に見えないエネルギーによっても波動は影響される。目に見えないからこそケアが難しく、お清めなどはエネルギーに対するアプローチ。
  • 環境…主に住環境と人間関係によって波動は左右される。ネガティブな人、否定的な言葉が飛び交う人間関係の中にいると波動は悪くなる。
    【波動に影響する3つの行動】

  • 身業…身のこなし、所作。良い波動が出る人は所作に無駄がなくスムーズ。逆に所作を丁寧にすることで波動が良くなる。
  • 口業…口癖や言動によっても波動は影響される。ネガティブな言葉からは悪い波動が、ポジティブな言葉からは良い波動が出る。
  • 意業…心の中で思っていること、唱えていること、イメージしていることによって波動が変わる。肯定的なイメージからは良い波動が出る。

いかがでしょうか。イメージしにくい部分もありますが、丁寧に見ていくと印象が変わりました。

例えば、オフィスが汚く、上司が暴言を吐き、喫煙所では愚痴の言い合いばかり。そんな会社の業績はどうでしょうか?データを見るまでもなく、あまり良くない状況だとわかりますね。
業績が悪いからオフィスが汚いのか、オフィスが汚いから業績が悪いのかはわかりませんが、波動の観点から見るとこれはお互いに相関しています。オフィスが汚いから悪い波動が出て業績が悪くなる。業績が悪くなるから悪い波動が出てオフィスが汚くなる。この流れは意識的に断ち切らないといけません。

所作もそうですね。扉を叩きつけるように閉める、家具を雑に扱いボロボロの家に住んでいるのは、暖かく幸せな家族でしょうか?もちろんそんな環境でも幸せに生活している家族はいると思いますが、マクロの視点に立てば、そうした家庭は問題を抱えていそうですね。

以前、「教養としての茶道」という本を紹介しましたが、ビジネスエリートが茶道に注目するのも波動が関係しているのかもしれません。茶道の所作は一つ一つが丁寧で、思いやりに溢れています。直感的に、良い波動がどんどん出そうですし、茶道教室からは良い波動を受け取れそうですよね。

【禅マインド】ビジネスエリートのための「教養としての茶道」
こんにちは。夫です。 最近、「教養としての〇〇」という本が増えていますよね。Intro Booksでも「教養としての投資」「教養としての数学」という本を紹介しました。 夫 こういうタイトルを見ると流行に乗っかったつまらない本だな〜とか思って...

この4つの状態と3つの行動は互いに連動しあっています。家が散らかると所作や口調も荒くなりますし、よくない人間関係に囲まれていると心の中で考えることも悪くなっていきます。
言霊を大切にする成功哲学の本を読んで毎日「ありがとう」と呟いていても、部屋が散らかって所作が荒く、付き合う人間関係が悪ければ効果は半減。もちろん「ありがとう」という言葉が出す波動のおかげで自然と部屋が片付き、人間関係も良くなっていく可能性はありますが、4つの状態と3つの行動はセットで考えた方が良さそうです。

そういえば僕、オフィスの観葉植物が枯れかけていたので自宅に持って帰って元気になるまで世話していたこともあります。当時、波動という考え方を持っていたわけではありませんが、オフィスの目に入るところに枯れかけた植物があるのがどうも嫌で…無意識に悪い波動を避けていたのかもしれません。

波動をよくする成功習慣

ここまでは波動の影響力を中心に紹介してきました。「波動」や「お清め」と聞くとスピリチュアルなちょっぴりアブない話かと身構えてしまいましたが、読み進めてみるうちに「確かにそうだ」と思うことがたくさんありました。

ちなみに僕は超ポジティブ人間で、おおよそ苦労や挫折というのを経験せず、そこそこ順風満帆な人生を送っていると思っています。社会的に大きな成功をしているわけではないですが、趣味を満喫したり、やりたいことをやるのに十分なお金や時間、人間関係に恵まれているので、本当にラッキーだと思います。

自慢したいわけじゃなくて、読んでいて僕は無意識に良い波動を選択していたのかも、と思ったんです。先ほど書いたようにオフィスの枯れかけた観葉植物を持って帰ったりもしましたし、昔、斎藤一人さんの本を読んだ影響だからだと思いますが、汚い言葉はなるべく使わないようにしています。すると不思議なことに、身の回りで良いことしか起こらない(笑)。というより悪いことは波長が合わないので認識していないのかもしれません。

本書では悪い波動を出す、受けることによる具体的な悪影響や、波動の影響を受けやすい状態や性格についても紹介されています。興味がある方はぜひ読んでみてください。

ということでここからは波動を良くする習慣をいくつか紹介して行こうと思います。僕は正直、「波動」はすごく納得できたのですが、「お清め」というのがまだピンときていません。そんな僕がピンときた、取り入れていきたいと思った習慣を紹介していきます。

塩のお風呂に入る

桑名正典さんがこれまで多くの方の相談に乗り、お清め、コンサルティングされてきた経験から、人生が混乱の最中にある、つまり悪い波動を受けている大半の人にはある共通点があることがわかりました。
それが、お風呂ではなくシャワーで済ませているということ。お風呂には血行を促進するなど具体的な健康効果があるだけでなく、1日の穢れを祓う禊という意味合いもあります。

だからこそ、お風呂に入るだけでも良い波動が生まれるのですが、塩を入れるとさらに効果が上がります。大相撲では土俵に塩を撒き、お葬式の帰りには塩を渡され、空気が悪い場所には盛り塩をするように、塩にはお清め効果があります。

ちなみにおすすめの塩はヒマラヤ岩塩なのだそう。これを聞いてびっくりしました。今はやっていないのですが、実家にいた時、自分でヒマラヤ岩塩を買ってお風呂に入れていた時があります。何かの本で読んだ健康法の一つだったのですが、波動にも良い効果があったんですね。

本書では入浴だけでなく温冷浴やサウナもおすすめされています。これらも発汗を良くして体をすっきり軽くする効果があります。これらは科学的根拠もあって体に良いモノなので取り入れやすいですね。もちろん運動して汗をかくことも、良い波動が生まれる行動の一つです。

温冷浴は温かいお風呂で温まって、冷水シャワーで冷やして、を繰り返す方法ですが、僕は今もけっこうやってます。お清めや波動というと遠い話のように聞こえますが、自分のパフォーマンスを最大化するために一つ一つ丁寧に選択して行動する。結局これが健康も良くなるし、波動も良くなるしで、一番大切かもしれませんね。

自然と触れ合う

自然の中は良い波動がたくさんあり、月に一度は自然の中にいくことが大切なのだそうです。桑名正典さんのセミナーに参加されたパン職人の方は、スランプに陥ってパンが焼けなくなったそうなのですが、水の聖地と呼ばれる場所に行って半日ほどゆっくりくつろぐようアドバイスしたそうです。たったこれだけで、この方はスランプから脱却できたそうです。
他にも、仕事でメンタルに不調を来した方に「ただ海の中で浮いている」というアドバイスをしたところ、たったそれだけでみるみる元気になったそうです。

もちろん他にもいろんな要因が重なっての結果でしょうが、自然が必要なことはいうまでもありませんね。当然ですが、コンクリートと電波に囲まれている都会での生活は人間の体にとって適したものではありません。鬱や疲労回復の現実的な手段として、森林セラピーが用いられることがありますが、医療的に必要になる前に、定期的に自然と触れるようにしたいですね。

ちなみに、自然が豊富な公園を散歩するだけでも効果があるそうです。僕たち夫婦は良く散歩に出かけるので、今度は意識して自然の中を歩いてみようと思います。

良い人をやめる

人のために何かをする、人助けをすることはとても良いことです。でも、やりすぎると悪い波動が集まり過ぎてしまうので注意が必要です。桑名正典さんによると、良い人ほどたくさんの邪気を受けてしまうそう。その理由は、困っている人、悩んでいる人は悪い波動を持っていて、その相談を受けることで、悪い波動が相手に移るからです。

相談した側は悪い波動を発散できたので気持ちよくなるので、また困ったらその人に悪い波動をぶつけにきます。良い人であろうとするあまり、悪い波動を受け過ぎて自分の体調を犠牲にしては意味がありません。自分の波動が悪くなれば、今度は自分が周りに悪い波動を与えてしまうからです。

この辺はある程度ドライになった方がお互いのためかもしれませんね。ちなみに僕は相手の愚痴を全然聞きません。聞いても僕にはどうしようもないことが大半なので…

アーシングをする

アーシングとは裸足で大地に触れることを言います。電子レンジなどのコンセントによく「アース線」がありますが、これは漏電が起こった時に電流を地面に逃して感電リスクを下げるものです。
人間の体も、時々アース線を通して余計な電気を逃してあげよう、というのがアーシングの基本的な考え方です。

アーシングの理論的な部分については、スピリチュアルなもの、トンデモ化学な部分もあるので省きましょう。正直、化学的にどこまで根拠があるのか、本書を読んで僕も調べてみましたがよくわかりませんでした。

でも一つ確かなことがあります。

それは、裸足で地面に触れるのはめちゃくちゃキモチいいということ。これは本当にそうです。足というのはものすごく繊細な器官なんだということを思い知らされます。

砂浜を裸足で歩くのも気持ちがいいですが、僕は子どもの頃、実家の畑や田んぼに裸足で入っていました。土を裸足で踏むのってめちゃくちゃ気持ちがいいです。都会に引っ越してからそんな機会もなくなりましたが、またやりたいですね。

良い波動=健康のための選択

ということで「成功している人は、なぜ『お清め』をするのか?」を紹介しました。

正直、読む前は怖いもの見たさというか、たまには興味がないジャンルの本でも読んでみるか、という感じだったのですが、読んでみてびっくり。僕自身、無意識で実践していること、確かにそうだを感じることがたくさんありました。

本書では波動が持ついろいろな効果や波動を良くする方法について、いろいろと書かれています。
スピリチュアルなタイトルで、実際にスピリチュアルなこともいろいろ書かれていますが、根底にあるものは多くの成功哲学や自己啓発と近いものがあります。

その中でも最も強く感じたのは「健康のための選択をする」ということ。

健康は成功の土台です。もちろん、不健康で成功することもできますが、健康で成功した方がいいに決まっています。そして本書で書かれているいろいろな波動、お清めの方法は、健康に繋がっています。

なので僕の解釈としては、健康のための選択をすることで健康になり、自分のパフォーマンスも高まる。パフォーマンスが高まれば、所作や言動にもゆとりが出て、良い人間関係に恵まれる。良い人間関係に恵まれるとさらにパフォーマンスが高まり、成功が近づく。成功が近づくほど健康に対する価値観も高まり、さらにパフォーマンスが高まる。という、正のフィードバックループが生まれます。

これこそが本書で書かれている「波動」の正体なんじゃないかと思いました。
成功者がなぜお清めをするのか?その答えは、お清めが突き詰めれば健康のための選択であり、それがきっかけとなって正のフィードバックループが生まれることを、成功者は知っているからだと思います。

本書はPR担当の方から献本してもらいました。Intro Booksは夫婦で互いに好きな本を紹介し合うブログなので、献本されたからと言って必ず記事にするわけではないのですが、いただいた本を読んでみて面白かったので、こうして紹介させていただきました。献本依頼も受け付けているので、ぜひご連絡ください。

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この記事を書いた人

かれこれ5年以上、変えることなく維持しているマッシュヘア。
座右の銘は倦むことなかれ。

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